よし、人質解放にあわせてサハリンを奪え!

 安倍さんが大勝すれば文句を言い、総裁になったらなったで不安
材料をあげつらい、小泉純ちゃんが首相官邸を早々に去ったら去っ
たでブチブチと。

メディアは一体何を言いたいのでしょうか。

国民の知る権利。

を主張するなら、同時に

国民に知らせる義務。

もあるはずではないでしょうか。

そして今知らせる義務があるのが、

「暴君ロシアの侵略作戦」

です。
永らく中華思想連合軍を指摘してきましたが、こちらはお隣の国
の大統領余命が短くなり、迷走状態に突入したことと、北京五輪を
控えて

「国際世論」

に神経を払い出した大中華と、ひいてはいけませんが煽る必要は
なくなりました。ま、もともと日本が煽っていたわけではありませ
んが。靖国でいうなら朝日新聞が煽っていたともいえますが、あの
新聞の正式名称は

「朝鮮日報新聞(笑)」

で、その略称ですから。注釈つけるのもなんですが冗談ですよ。

BRICsとはブラジル・ロシア・インド、そしてシナ。
オッホン、もとい、China。

これから成長が予想される国のことで、この4カ国の成長が見込
まれています。

インドの勃興と中国の急成長が報じられることが多い一方、
ロシアに目が向けられることは比較的少ないのですが、ロシアは
今、

「空前の原油高」

で超金持ちになっております。
ここのところ少し落ち着いていますが、原油高により産油国は
ものすごく儲かる状態に突入しており、ロシアはサウジアラビアと
肩を並べる結構な産油国だったりするのです。

・・・だからやりたい放題です。
しかし、これも外交だったりします。

強いカードを有効に使って自国に有利に交渉を持ち込むのは
当然のことです。

さて問題です。

自分の国でカニをとっていたら、よその国の船が来て船員を射殺
して船ごと「拉致」して、その国の法律で裁判して有罪判決で罰
金を払え。

果たしてそこに正義はあるのでしょうか? という問題です。

やっていることは山賊以上です。
将軍様のおわす国並みの蛮行です。

はい、御存知の通りロシアの振る舞いです。

ただこれも「布石」と私は見ていました。
私は単純にロシアも中華連合軍ので西南方向に手を焼いている内に
北の島はロシアのものというのを、よりアピールさせる為かなと考
えておりました。

これは61年前の記憶です。
旧国名時代と同じように

「後ろから銃を撃つ」

ことをしようとしているのかと。

しかし、読みが甘かったと反省しきりです。
ロシアの狙いは

「マネー」

だったんですね。
船長の罰金じゃないですよ。

サハリン島北東部沖合で、我が国企業が参加している石油・天然
ガス開発プロジェクトが進められています。

これがサハリン1・2プロジェクトです。

■資源エネルギー庁のHP
http://www.enecho.meti.go.jp/faq/oil/q10.htm

このプロジェクトにロシアは噛んでいませんでした。

KGBあがりのプーチンは臍をかみます。

「畜生、露西亜の皇帝になったボクチンに1ルーブルも入らない。
くっそぉおう! ロシア絡みの儲けは全てボクチンとボクチンの
部下に配分する『新共産主義』を推進しているのに」

ロシアの儲けは(プーチン一家の)みんなで分け合うはず。

そこで、難クセをつけて、

「一枚噛ませろ」

といってきているのです。
その布石が

「カニ漁船殺人&拉致」

です。殺人はヤリスギだったかもしれませんが、この時期に領土
問題に絡む事案に、日本政府と日本メディア、そして世論がどう動
くかを見極めるということです。

殺人までおこってモスクワもちょっと焦ったでしょうが、

「国民が殺されても文句を(あまり)言わない小泉政権」

をみて、プーチンは一安心。

「よし、人質解放にあわせてサハリンを奪え!」

見事なタイミングです。

お人好しで間抜けな日本人の中には

「ロシアの資源を掘るのだから多少は噛ませて上げれば」

なんてことを言いだす人がいるでしょう。
が、中華思想との交渉が

「半歩下がれば一歩踏み込む」

ことを肝に銘じておかなければならない一方、今のロシアとの
交渉はジャイアントするようなものです。

「下がらなければぶっ飛ばせ」

いっちょ噛みさせてサハリンプロジェクトの

「旨味」

が分かれば、アッという間に「没収」となることでしょう。

ロシアの民間大手石油会社だったユーコスが、社長の犯罪によっ
て国営企業の「没収」され、社長は

「シベリア送り」

となりました。これは比喩ではなく事実としてシベリアです。
元社長の犯罪者

「ホドルコフスキー」

さんは、元KGBのプーチン大統領のことを批判していて、
選挙にでることが確実視されていた方です。

逮捕判決により日本でいう被選挙権を失ってしまいました。

法はプーチンにあるのです。

中国も事実上、法律ではなく人が決める「人治国家」といわれて
いますが、ロシアは現在法治国家ではなく

「プーチ(ン)国家」

となっているのです。
そしてプーチン大帝はKGBあがりで情報操作と、交渉が非常に
得意ときている。

永田町で起こっている「箱庭の戦争」を取り上げている場合じゃ
ないのです。

北の大帝が蠢いているのですよ。

ただし、策士、策に溺れるの例えというか、情報戦を得意とする
人は、情報の怖さをとても知っています。

だから、カニ漁船の時に、メディアと世論が盛り上がっていれば。

それこそ北朝鮮の拉致事件のように、犠牲者のご家族を国連に
連れていって発言させようとしたりと、

「大袈裟な世論」

を作り出せていれば「サハリンプロジェクト略奪計画」はこうも
すんなりできなかったことでしょう。

そのなかでも一番、ロシアの近況を伝えていたと思うのが読売新
聞に買収されると噂の「産経新聞」ですかね。

天然ガスを奪われるという一大事なんですがね。

箱庭の戦争に一喜一憂することしかできない

「そういう人たち」

が、日本の世論を作っていると「吹かし」ているのですよ。

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