それはチェリノブイリと較べて? スリーマイルアイランド?

地震があった月曜日、海の日というとパチンコ屋さんを思い出す
ぐらいで愛着のないハッピーマンデーですので、原稿を書いており
ました。

草稿はいつも手書きです。文字を書く手元が揺れます。

「ついにボケたか」

深呼吸してもう一文字。揺れます。地震だ。

フジテレビの「わかってちょーだい」で川合俊一さんが狼狽えて
います。偏見かも知れませんが、高身長の人って地震を異常に嫌い
ませんか?

と、テロップを待っていると「新潟震度6強」。

おいおいまたかい。我が社の専務の実家の本家が小千谷にあるの
で他人事ではありません。

原稿書きを中断して報道を追いかけていると

「原子力発電所から煙」

尋常じゃありません。

しばらくすると黒煙があがる映像を流す局が表れました。

ザッピングから得られた情報によると

「消防車が他の出場しているので向かえない」

って、自警団も消防設備もないのかい! とテレビに突っ込みを
いれてしまいました。

原子力発電所って本当に大丈夫ですか。

そして捏造隠蔽ならお手の物の東京電力は今回も快調にとばして
います。

なんでも「想定外」の規模の地震だったようでてんやわんやだと
いうことは割引してあげたとしても、現時点でも「隠蔽」への布石
を瞬時に打っております。

地震が絡むと思われるトラブルはなんと50件。
想定外として割引して起こってしまったことは仕方がないとします。
許すわけではありませんが議論の前提として。

新潟日報の記事から引用します。

会見した東電の鈴木良男・原子力運営管理部部長は「地震前の
モニター監視では安定していた。地震と何らかの関連がある可能
性が高いが、原因は調査中」とした。放出された放射性物質の値
は極めて低く、周辺環境への影響はないとしている。

■新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=1251

地震前に安定していて地震後にトラブルが起きたのなら、因果
関係は明らかで、それ以外の理由とすれば

「地震に乗じて某国の特殊工作員が破壊活動を起こした」

というもっと怖いものを想像してしまいます。

しかし、原因は調査中。
倒れたドラム缶も確定の数字ではなく、

「停電で見えない、確認できていないところもある」

といいますが、原子力発電所が停電をして非常電源が起動してい
ないのか用意もされていないとすれば、防犯カメラに各種センサーが
死んだ無防備な状態です。

また、専門家によると原子力発電は「停止」した後も、いわゆる
「余熱」が残り、これを廃熱するタービンなどが動かなければ、
スリーマイルと同じ状態が起こりえると。

地震が起こって火災が鎮火して24時間以上経過して

「まだわからないのか。公表できない何かがあるのか」

と、捏造と隠蔽のスペシャリストだけに不安になります。

そして東電曰く「漏れた放射能も少ない」。

これを聞いて私は

「それはチェリノブイリと較べて? スリーマイルアイランド?」

などと軽口を叩いていたのですが、また専門家によれば

「日本では放射性物質は低レベルと高レベルしかない。
高レベルは10mと近づけない激やばで、低レベルは無害に近い
ものから結構やばいものまで」

といいゾッとしてしまいました。

京都議定書や地球温暖化と絡めてエネルギー政策としての
原子力の必要性が叫ばれています。

「資源のない日本に原子力は不可欠」

ならばこそ。

安全対策に「完璧」はないのですから、

「起こったこと」

を公表して、問題点を整理して大惨事だけは起こさないように
して欲しいと願っております。

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