公約って書いてキャッチコピーって読むじゃなかったけ

暴言をひとつ。

「え? 公約って書いてキャッチコピーって読むじゃなかったけ」

この際ですから「そもそも論」は棚に上げてしまいますが、
昭和の頃から「公約違反」は俎上にあがり、そのたびに「解釈」や
「陳謝」が繰り返されてきたことを振り返るに、それを錦の御旗に
する確かな野党に溜息がでます。

こちらが「約束」で

1.「年金通帳」で消えない年金。国が責任を持って全額支給します。
2.安心して子育てできる社会。
1人月額2万6000円の「子ども手当」を支給します。
3.農業の元気で、地域を再生。
  農業の「戸別所得補償制度」を創設します。

こちらが「提言」

1. 雇用を守り、格差を正す。
2. 医師不足を解消して、安心の医療をつくる。
3. 行政のムダを徹底的になくす。
4. 地域のことは地域で決める「分権国家」を実現する。
5. 中小企業を元気にして、日本経済を生き返らせる。
6. 地球環境で世界をリードする。
7. 主体的な外交を確立する。

確かな野党の民主党ホームページより引用させていただきました。
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2007/

・・・やっぱり確かな野党だなぁと。

「約束」の「子ども手当」って、不公平感から様々な企業が見直し
ている「扶養手当」です。

実際に良くあるケースですが有能な独身社員より無能な子沢山が
手取り給料で多く貰うことがあるからです。会社の利益貢献度が
反映されない給料体系はおかしいのではないかと議論されています。

また、どうして物価も違うのに全国一律なのでしょうか。
こういうのを「バラまき」といい懐かしき20世紀の政治です。

それになにより「地域振興券」という天下の愚策を繰り返すつも
りでしょうか。子沢山の知人(この人は有能でしたが)は

「ラッキー」

といって生活費に充当し、差額を貯蓄に廻し、しばし後
マンションを購入しました。

毎月子供がいるだけで26000円で年間312000円。
中堅サラリーマンの月収並み。 二人なら624000円。
中小企業の部長並みの月収です。三人なら936000円。

約100万円。

果たして子供に「投資」されるでしょうか?

計画性もなく何も考えていない「子供」が子供生んでもでる
手当。お小遣いとしては悪くありません。

親に寄生して無責任に子供を作り、国から小遣いを貰う。

民主党はこのシナリオは考えていないのかと首をひねります。

・・・とはいってもこの手の「バラまき」は他の党でも
必ずでてくるので民主党だけを責めるつもりはありませんが
公約違反と

「キャンキャンと吠える」

のならやるべきことがもっとあるのではないかという
期待を込めての「民主党叩き」であります。今回は。

てなわけで続いての約束の

「農業の戸別所得補償制度を創設」

もまた20世紀のニホヒが。

農業が楽な仕事だとはいいませんし、大切な仕事であるこ
とに異議を唱えるつもりはさらさらありません。また

「生死のレベル」

の見地に立てば私のような雑文書きやホームページ制作業
などは取るに足らない仕事でしょう。

人は食べなければ死んでしまいますが、コラムがなくても
即死することはありません。

でも職業に貴賎がないのであれば、第一次産業従事者
以外の私たちだって同じように扱っていただきたい。

自営業者は仕事がなくなればニートより悲惨です。
だから、

「自営業者の個別所得保障制度」

を創設し、更には

「企業の個別所得保障制度」

で、赤字企業を救うのです。銀行のように。

・・・どこの社会主義国家を目指しているのでしょうか。
質の悪い冗談にしか聞こえません。

救うべきは救うのも政治の仕事ですが、小遣いをあげ続
けることだけが「救い」でないことは、某女優の息子が
証明しています。

それでも経営として成り立たずに「国家事業」として
位置づけるなら「農業公務員」という発想だってありでは
ないかと。赤字だとしても損得を超えて必要な事業はもちろん
あることぐらい日本国民は理解しております。

約束に続いて提言が連なります。
つらつらと

「できたらいいね♪」

が並びます。提言だから「公約ではない」といわれれば
屁理屈と罵りたくなりますが、7番目に公約違反を発見。

7. 主体的な外交を確立する。

えっとどこの誰でしたっけ。

「自衛隊を国連に委ねる」

といっていた極楽とんぼは。

集団的自衛権も国際協力も

「自衛隊GSインド洋支店」

だって国際協力という立派な外交の一つだということを
知らないのでしょうか。

こちらには「反対」しておいて、中国には尻尾を振る
姿勢も「主体的」とはほど遠いのではないかと。

「第2のガセメール事件」かと騒がれた額賀同席問題も
突きつめれば同席したからなんなんだという話。

それより今は自民党も一枚岩ではなく、戦後日本の
制度疲労が露呈し、どこをつついても攻撃できる絶好の
チャンスタイム、パチンコでいうところの

「確率変動状態」

なのです。

重箱の隅をつつくより正道をあるいて欲しいと

「元暫定民主党支持者」

としては涙を禁じ得ません。

それに最大の悪人は公約違反でも舛添大臣でもなく

「役人」

です。歴代の大臣も含めて。

公約違反をあげつらうことで、年金問題が政争の具と
なることで失う国民の利益に目を配ることができれば

「確かな野党から政権政党への脱皮」

も射程圏内にはいります。

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