マネーゲームプレイヤーに投資

大手銀行グループ、サブプライムの損失で約1兆円。

こちらも以前に指摘したように

「バブルの反省のなかった銀行」

のだした損です。

低金利に甘んじている預金者に還元することなく、アメリカの
土地バブルにつっこんで出した損です。

さらにいえば、

「公的資金という税金を投入されて生かされた銀行」

は、その感謝を「国民に捧げる」ことなく、アメリカのバブルに
狂奔したということです。

しかも、サブプライムが取りざたされたときに

「影響は軽微」

と発表したのは「1兆円なんて鼻くそだから」という意味で
しょうか。それとも

「バブルの反省もなく、いくらつっこんかの管理ができていない」

ということでしょうか。誰かつっこめよと。

特に富士、第一勧銀、興銀が合併したみずほに投じられた税金の
合計はウィキペディア調べで2兆5000億円。

そしてサブプライムで6450億円・・・の損失。

「円キャリートレード」

をご存じでしょうか?
外国人投資家がゼロ金利の日本でお金を借りて、金利の高い
海外で運用するというものです。

但し、事情通によるとこれは「都市伝説」といわれています。

それは日本の金融機関の特徴に依ります。

一つが「担保主義」。担保のない外国人に金を貸すのかという
疑問です。もしくは保証人をつける必要があり、その手間と
手数料を考えると果たして旨味があるかという疑問が残るのです。

そして海外の高い金利は魅力であっても、「安全優先」の日本
の金融機関が「為替」という変動リスクに投資する金を貸さない
という実情からです。まして・・・外国人に。

しかし、日本人なら。しかも、本当の「ゼロ金利」で資金調達
できる金融機関なら。

「円キャリートレード」とは、有力な投資先を自ら開発する
能力のないバンカーの自嘲から生まれた都市伝説なのではないで
しょうか。

もちろん、仮説ですし妄想です。

ただ、税金で投入で生き返った企業だからこそ、この損失の
投資先を明らかにするべきではないでしょうか。

それは一つの疑念を払拭するためです。

「ゼロ金利の金を外国人投資家を通じてサブプライムにつっこん
でいなかったか」

100歩譲って、みずほが「運用」からつっこんだのならば
マヌケだったねという話しです。しかし、日本人には担保を求め
審査を厳格にするなかで、

「マネーゲームプレイヤーに投資」

していたとしたら。
国民の税金で救われて、国策のゼロ金利で外人に投資。

この疑念を払拭して貰いたいものです。

ブログ村に参加してみました。宜しければ右バナーをクリックしてください→ にほんブログ村 政治ブログ メディア・ジャーナリズムへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください