ロンドンハーツ以上の有害番組

 当たり前のことが壊れている時代です。
そして刺激は繰り返されると慣れてしまい不感症になってしまい
ます。

電車内での携帯電話での使用は当たり前になり過ぎ、大会社の
社員バッチをつけた高学歴を誇るであろう大人が辺りをはばかる
ことなく使用するようになりました。

「通話していないから」
「メールだから」
「ゲームをしているのかも」

・・・私の記憶が正しければ

「電波を送受信できる装置」

が最大の問題で、音声通話はモラルの範囲だったと記憶してい
ます。

音声はダメだけどメールだから、メールも電波を使うけどゲーム
なら・・・その時、偶然メールを受信し着信があるのは仕方がない
と都合の良いほうの理由を並べて強弁します。

がんじがらめの杓子定規な社会はつまらないものです。
多少規範から外れたってとも思います。

しかし、建前がなくなれば秩序は崩壊します。昔の言葉で
いえば

「無理が通れば道理が引っ込む」

です。いま、社会がこうなっています。

ロシアンブラザーズの疑惑については述べません。
陰謀説を展開していますが、その説を採用するなら疑わしきは
蒙古系でしょうか。歴史的政治的に見て。「(笑)」とつけて
おきますが。

兄弟の弁護士が問題です。もちろん、彼が職務に忠実で
依頼人の利益を守るための活動をしていることを棄損するつもり
はさらさらありません。

正しく記すなら

「弁護士の利益活動を垂れ流しにする報道はいかがなものか」

ということ。
不利な立場にあるときに有効なのが「そもそも論」です。
議論を振り出しに戻すことで有利な立場を再構築する手法です。

検査の結果が、やり方が、そもそも検査の理由が。

それを主張として垂れ流しにすると、一定数の・・・特に
議論好きやインテリごっこが好きな人、また心優しき人のなか
には「そこまでいうなら」と心が動かされてしまいます。

彼の弁護士の主張を

「大麻の吸引自体は罪に問えない。故に今回の処分は不当だ」

と解釈すると、法的な罪にならなければ良いということで、
これは誠に持ってその通りなのですが、あの言葉を思い出しま
す。

「株買っちゃいけないんですか」

この時、一斉にこちらの彼をたたいたのであれば、この弁護士
もたたかなければ不公平ですし、「法律」で飯を食べている分
悪質ではないでしょうか。

悪質というのは「法律に明記されていなければOK」という
ことで、法律を使って商売ができる独占営業権をもつ弁護士が
「そもそも」やって良いことかという疑問に経った評価です。

「そもそも」でいえば弁護士法にはこうあります。

(弁護士の使命)
第一条 弁護士は、基本的人権を擁護し、
社会正義を実現することを使命とする。

「社会正義」とはなんでしょうか。

法律に書いていなければやって良いのでしょうか。
電車の中でメールをしてはいけないとは「法律」では記されて
はおらず、同じく社内でカップラーメンを食べることも禁止され
ていませんし、大麻の吸引自体はノットギルティです。

今回のそもそも論をロシアンブラザーズが口にしたり、この
そもそも論戦術を法廷で弁護士が駆使することに異論はありません。

ただ「そもそも論」を面白がって垂れ流す報道に触れ、都合が
悪くなると前提に立ち戻って異議を唱えれば、廻りが振り向いて
くれると

「子ども達が学習したら」

と思うと、全てのニュース、ワイドショーは

「ロンドンハーツ」

以上の有害番組ではないでしょうか。

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