年俸は成果報酬をあわせて100億円

 年の瀬の忙しい時期ですので、「持ち味」である長い前置きを
割愛して本題にはいります。

テーマは「この国のリーダーは誰がいいか」。

この時期は「一年を振り返る」という企画が新聞紙面を埋める
のですが、そして考え頭を抱えます。批判をするなら代換え案を
提示すべきであり、それができなければ「文句のための文句」と
なり無責任と同義です。

では誰か? 問いかけの前に思考停止します。

日本新党ブームを知っているものとして、安直な

「まずは任せてみればいいじゃん」

に同調することはできず、自社さ政権をしっていれば、今度は
どんな「談話」が日本を苦しめるかと不安を隠せません。

まして受け皿となる確かな野党、民主党の憂国と亡国が同居す
るおぞましさに「さぶいぼ」が立ちますし、不確かな与党の
自民党の賞味期限は食用期限を遙かに超えています。すると凡庸な

「誰もいない」

に帰結します。やれやれ。

はけぐちとして「変革」に期待します。
ノッチ・・・もといオバマへの過度な期待も同じです。

いやアメリカにとってのオバマの選択は「過度」ではなく、
ブッシュ幕府への討幕運動の結実ですから、車線変更というか

「選択」

です。過度とは日本のオバマへの期待です。
彼はアメリカのために働き、アメリカの役に立つ範囲で日本を
助けることもあるでしょうが、アメリカの「国益」のためならば
日本を見捨て国軍を動かすことも躊躇わないでしょう。

つまり、彼が日本を救ってくれるという期待は持つべきもので
はなく、逆に彼の「スタッフ」を見る限り、日本の苦境こそ容易
に想像できます。

さてそれでは日本はどうすべきか。

私見を述べれば円高の「おかげ」で食料品もエネルギーも
短期的にひと安心できるようになりました。来春には
サッポロ一番5袋パックが特売で198円となることを期待でき
るかもしれません。いえいえ、だからこの「チャンスタイム」に
すべきことは

「普通の国になる」

ことが未来への布石となります。

国防、エネルギー政策、食物自給率、産業振興、領土。

普通の国とは「国益」を軸に話ができる国家と国民になるとい
ういことです。もちろん毎日の仕事に忙しい国民が国益を考え続
けることはできないので、国益を考えることができる政治屋、
もとい政治家を選択します。

いま、ロシアはプーチン皇帝陛下の号令一下、軍事と資源の
両睨みの外交戦略を展開し、日本どころの比ではなく経済危機の
なか「未来への一手」を打ち、中華共産党帝国は軍事大国の
足りないピースであった「海軍」の増強に余念が無く、ソマリア
を演習地に定め、海賊を狐に見立てます。

経済と国益は必ずしも同じ轍とはならないのです。
もちろん二兎をゲットするのが理想ですがね。

そしてこの国を見るとこんな論調が当たり前のように流通して
います。

「優先すべきは景気対策」

間違ってはいませんが、そんなに「経済」が大切でしょうか。
まして今回のことはミゾユウではなく、日本は既に経験してい
る「バブル崩壊」に過ぎず、私たちはそれを苦しみながらも乗り
越えてきました。

いま、パレスチナでは人が死んでいます。
かのバブル崩壊で失踪した人を何人も知っていますが、しかし
頭上に爆弾が降り注ぐわけではありません。

それに比べればタダの「金勘定」に過ぎないのに大騒ぎです。

トヨタが赤字になったということを「ショック」と悲観します。

昨年2兆円儲かった会社が今年1500億円の赤字と騒ぎ立て
ますが、分かり易い数字に置き換えればこうです。

「去年200万円儲かった会社が今年15万円損した」

良くある話で、私たち街角の経営者はこういいます。

「そんな時もあるよ」

さらにいえばトヨタのそれは「営業赤字」であって、純利益では
黒字なことは語られていません。これだけでひとネタかける裏が
あっての赤字発表というのが私の見立てです。

まぁしかし、時代の空気というか雰囲気というかなんとなくで
動く、我が国の政治です。そして残念ながら政治は国民を映す鏡
です。私が納得しなくとも、参加者の総意がそうであれば従うの
が民主主義というより社会生活の基本ルールです。

そこで「景気対策、経済立て直し」を国是ということに同意し
ましょう。この立場に立って「次の首相」への今年最後の暴論
覚悟の提言です。

「次期内閣総理大臣はカルロス・ゴーンで」

ゴーンがいやならセブンイレブンの鈴木さんでも、トヨタOB
の奥田さんでもユニクロの柳井さんでも結構。

年俸は成果報酬をあわせて100億円。日本経済が復調するな
ら安い経費かと考えます。

時代の空気に逆らうつもりではありませんが、年の瀬に仕事に
追われつつ呟きます。

「理不尽に仕事を奪われても、理不尽に命が奪われないだけまし」

政治が三流でも日本に生まれた奇跡に感謝しつつ。

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