朝青龍に感謝

 新聞をめくりつつ、おやっと首をひねり1面を確認します。
スポーツ紙じゃないのに芸能に紙面が割かれているからです。

その芸能の名は「大相撲」。

言論を封殺し都合の良い記事の掲載を迫り、不都合な発言には
取材拒否で応じる様はジャ●ーズ事務所か●日本プロレスか。

芸能ならば自社の「商品」を棄損するような「輩(やから)」
を排除するのは当然の話で、大相撲は一貫してこの姿勢です。

とくダネ! で小倉智昭さんが彼一流のイヤミなジョークで

「星が買えたらいいのにね」

と初場所前に不調が報じられた朝青龍へのコメントですが、
これを元千代の富士が「問題視」してディレクターを呼びつけ

「小倉智昭が直接説明に相撲協会に来い。
そして番組で謝罪しろ」

と命令しました。要求ではなく命令とするのは次の言葉により
ます。

「さもなくば映像の全てをフジテレビにださない」

とくダネ! という番組だけなく「すぽると」にも
「めざましテレビ」「ジャンクスポーツ」でも使えないという
卑怯千万な恫喝です。

映像素材がなければ成立しないテレビ局の足元を見てのことです。

それに「言論・報道機関」として闘わないフジテレビも
腰抜けで、それに連座するすべての大メディアのへっぴり腰は
かねてより指摘したので今回は割愛します。

以前は協会批判した元アナウンサーから記者証を取り上げる
騒動もやらかした卑劣で下劣な日本相撲協会で、一日も早く
公益法人の資格を剥奪して欲しいと願っています。

そうなれば素直に応援します。芸能として。

朝青龍を看板役者とする興行の時は見なければよいだけで
興味を持った「演目」だけをみればよいのです。

そして日本人は朝青龍に感謝すべきではないかという考えに
至りました。

ほぼ毎朝ルートを決めずに散歩しています。ルートを決めると
「労働」のようになり、そうすると時間を競ったり、効率を
重視したりと楽しくなくなるので、風の向くままに行き先を決め
ます。

そうはいっても歩ける範囲ですから、似たような場所になり
ます。その中に相撲部屋が二つあり、ひとつは元大関 栃東の
玉ノ井部屋で、ひとつが現小結の豪栄道の境川部屋です。

興行と巡業以外の時は毎朝稽古している「お相撲さん」を
見かけると心の中で頑張れと応援します。

すっかり大相撲に興味がなくなりましたが、それでも両部屋
とりわけ境川部屋の力士の成績は気になってしまいます。

朝青龍への感謝もここから生まれました。

大相撲という卑怯千万、品性下劣な団体は大嫌いでも
地元で汗を流すお相撲さんは応援する。そう、それは朝日新聞
が大嫌いでも夏の高校球児に声援を送るように。ナベツネに
唾をしても巨人選手のファインプレーに拍手するように。

閃きました。
大相撲の成績や結果を掲載する紙面です。

それは「地域面」。
地元の部屋、地域の力士の「興行成績」をそこに掲載するの
が最適だということです。

八百長云々はともかく、自由な言論を封殺するものに
フェアを最も大切にするスポーツ面は相応しくなく、
自由な言論を抹殺する中国政府が人権や平和を熱弁するほど
の虚しさを感じるようにです。

だから「地域面」。
読売新聞の「江東版(東京一部の地域面)」がすっかり

「足立区の広報媒体」

となったのは足立区広報課の熱心な活動によります。
正直なところをいえば記事を見て反面取材をしていないだろ
うところに眉根を寄せてしまいますが、まぁ悪い記事ではない
ので黙っています。地域面なら偏っていてもお芸能でも
なんでもありで「身近」ならばOK。

地元に「舎人わんぱく相撲」という祭りがあります。
8月の最終日曜日に毎年行われ、舎人諏訪神社の境内に
特設土俵をつくり、境川部屋の力士が協力し子供達が相撲を
取ります。

なんでも昔は大人が参加する「草相撲」だったのですが、
大人同士では洒落にならない「バトル」へと発展したとかで
小学生までの「わんぱく」になったといいます。

わんぱく力士の熱戦に盛り上がります。我が子でも身内で
なくとも応援します。そして余興としての境川部屋力士の
取り組みも盛り上がります。大男のくんずほぐれずに
あちらの意味でなく興奮するものです。

相撲の楽しさとはこういうものだと知ります。
そして廃れずに地域レベルでも続いているのだと。

ガチンコの殺し合い、殴り合いなら他の競技で楽しめます。

ならば相撲はそこを目指さずに「興行」、いや神事に
由来するということで「芸能」として、さらに地域のものと
しての「原点回帰」をすべきときに来たと、モンゴルから
やってきたドルジが教えてくれたのです。

そう、つまり芸能の人、芸能人。
だからファッションショーにもCMにも登場します。
さらにワイドショーを騒がせるのも人気のバロメーターと
ほくそ笑みます。

朝青龍に感謝。その心を持って大相撲の中継を見ません。

お気づきの方もいるでしょうが全編イヤミです。

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