得して損する底値0.2。業界の因習と底値と(マイコミジャーナル)

 某全国スーパーの野菜「特売」のニュースに触れた義父はいいました。

「迷惑な」

義父は八百屋。全国展開しているスーパーマーケットの「バイイングパワー」は
すさまじく、彼らの通った後にはぺんぺん草しか残りません。しかも
「因果」を含めて安く買いたたくので、残った商品とはすなわち「品薄」で
ある背景を利用して、できるだけ高く売ろうと心がすさんだ仲買を
責めるのは酷というモノです。この構図はブルーハーツが歌った

「さらに弱いモノを叩く」

と同じです。
特売のすべてを否定しませんが、安く売れるのは安く買いたたくからで
特に大企業が自腹を切ったという「裏話」を耳にしたことはありません。

同時に商売人からすれば「1円でも安く」仕入れたいという気持ちも
分からないではありません。ましてそれが因果や習慣に捕らわれた世界
ならば打破したいというのも当然でしょう。しかし、ものには限度が
あります。

人気商品のためにスタッフが山手線にのり、バック一杯に商品を
詰め込んで仕入れてきます。朝一番から買い付けにまわるその姿は
まるで築地に足繁く通う板前です。しかし、冷静に経費計算すれば
従来の問屋で発注するのと変わらず、これは労働基準局には
内緒の話ですが、

「残業代を払っていない」

ことから得していると思いこんでいるに過ぎません。
この構図は「さらに弱いモノ」と同じです。社内か社外か、
取引から雇用契約を置き換えただけです。

そしてこの会社の従業員定着率は異常なほど悪く、採用経費だけで
正社員を雇ってお釣りが来るほどです。

◆得して損する底値0.2。業界の因習と底値と(マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/027/index.html

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