This Is It. 一粒で二度美味しかった話し

 This Is It.
マイケルジャクソンのリハーサル映像の映画ですが、本日
見に行きました。2回目です。

前回は圧倒され、ドキドキしながら見ていたので、
長く感じたのですが、今回は楽しむ心で挑んだところ
1時間ちょっとぐらいの感覚で

「もう、おわちゃった」

と。でも楽しいです。
そしてリハーサルでこれだけのパフォーマンスが
できるのに・・・何故・・・と、したときにふっと
よぎるのが「陰謀説」。

マイケルの負債を回収するためにとある機関が
動いたのではと馬鹿な考えも楽しんでいたのですが、
苛つくことが。

冒頭から、映画が始まる前から拍手をする人が
いるのです。拍手は奥からきこえ、曲が終わる
度に拍手をします。聞かされるこちらは興ざめです。

いや、昭和の映画館なら「よ、まってました」と
合いの手を入れるオジサンもいたので、素直な感情の
発露としてなら仕方がないかと呟きつつも苛つくのは
タイミングが悪く一本調子だからです。

曲終わりの絶妙なタイミングではなく、時には
コーラスの余韻に入る前から「ばちばち」と手を
叩きます。そして一本調子とは分かりやすく言えば
「一所懸命」叩いている様子が目に浮かぶ音で
あきらかに興奮を抑えることができずに手を叩いた
それではありません。

映画が終わり、館内の照明がともります。
苛立ちと共に拍手の主を捜します。

いました。

「喪服」とおぼしき黒衣に身を包み、泣いている
ご婦人を拍手の下方角に発見しました。

この時、苛つきがすべて氷解しました。
そう、この拍手の主は「弔意」を示しに映画館に
来ていたということ。そこまでされては文句を
いうことはできません。

年齢は50を越え、60手前ぐらいのご婦人で、
その時、苛ついた最大の理由である一本調子の
拍手の理由が分かりました。その拍手はこのかけ声
とセットということ。

「よ、成田屋」

そう、歌舞伎のあれ。一本調子で長い拍手です。

「よ、マイケル」

映画館を出て買い物をしていると「拍手おばさん」に
接近遭遇。近くで見ると耳が真っ赤になるほど泣いてい
たようで、一粒で二度美味しいマイケルでした。

そしてやっぱり見所は・・・幾つもあるのですが
スリラーと今夜はビートイットの時のダンサー達です。
もう、楽しくって仕方がない! と。

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