プーチン中国共産党国家主席

 民主党政権になりほぼ「予言」どおりになっているので驚くこと
も失望することも、鼻で笑うことはありますが、嬉しくなることも
ない政治ショーが展開されている中で、1点。

「そこまでやる」

と呆れていることが「箇所付け」です。

箇所付けとは、どの道路や河川の護岸工事などなどに予算が付く
かということで、ざっくりと説明する

「どこに金が流れるか」

ということ。

もちろんこの金は「税金(あるいは国債)」。国民の金です。

民主党政権はこれを「民主党がふるまうもの」として、地方自
治体に踏み絵を迫っていると報道されています。

「民主党支持する?」

というお願い、あるいは誘惑ならば自民党時代もあったこと。
しかし、民主党は前回の選挙にまで遡り、どれくらいの規模で、
どう応援するのかにまで踏み込むといいます。

そして支持者には「褒美」をとらせ、非支持者は「門前払い」
です。

一番「わかりやすい」例は医者と歯医者でしょう。

先の衆院選後、歯医者の政治団体はいちはやく「民主党様」へ
すりよる姿勢を魅せました。

同じく国の医療業界のお医者さんの政治団体は態度を保留し
ていました。右へ左への議論と、既得権益と改革派など内部の
ドロドロはさておき、政権が変わりすぐに手のひらを返す様を
昭和時代は「変節漢」、あるいは節操がないと誉めるむきは少
なかったことを思えば時の流れを嘆きたくもなります。

そして平成22年度の「診療報酬改定」で歯医者は悦び庭か
けまわり、医者はこたつで丸くなります。

野暮ですが、歯医者が駆け回る庭とは「民主党様のお庭」で
あり、それでもまだ既得権という暖かな「こたつ」に守られて
いる医者への暗喩です。

「民主党にあらずんば人に非ず」

とは、自民党政権時代に既に書きました。

こうなることは目に見えていました。だってリーダーは
旧自民党。昭和の自民党。のなかでも独裁制と独善性がもっと
も強い男と、社会党の流れを組む一党独裁思想の強い方々の
コラボレーションとなれば、利益誘導型政治になることは
中国やロシアというお手本が示してくれていました。

まぁいうなれば中国共産党の国家主席にプーチンがついた
ようなものといえば中国とプーチンに怒られてしまいますね。

「俺たちはあんなにぶれない」

と。重ねて、

「国家を売り渡すようなマヌケじゃないし」

と述べることでしょう。

話を戻します。「箇所付け」。
金をちらつかせて、地方を揺さぶります。
地方とは自治体だけでなく、公共事業を請け負う「建設業」
や連なる地場産業すべてを含むのです。

そして「民主党を支持すれば金が貰える」と含みを持たせます。
事実、明らかになった「箇所」は選挙の匂いがします。

私が呆れているのはここまで「露骨」にやる品のなさです。

いま私の知り合いの民主党支持者は会うたびに肩を落としてい
ます。

「こんなはずじゃなかった」

すがるように訊ねます。

「どうなりますかね」

さわやかに私は答えます。

「どうもなりませんね」

理由をこう説明します。

「民主がダメなことは分かった。でも自民にいれる理由が見つ
からないしいれたくもない」

いれたくないのは、10年以上続いた「政治改革ブーム」で
すっかり反自民が浮動票の行動原理となっているからで、
小泉純ちゃんのように「理由」を示されない限り、自民党に
投じません。

民主党から離れた票が自民に流れなければ、自動的に民主与党
は安定政権となり、露骨さは加速するという流れです。

とある市区町村レベルの地方議会議員はいま霞ヶ関の高級官僚
相手に「要求」ができるといいます。もちろん民主党様の話。

地元選出の衆院議員がひとこえかけると役人が飛んでくると
胸を張ります。この衆院議員は一回生で、政治経験も政治理念も
ありませんが、小沢一郎さんの指示だけを忠実に守り、国会議員に
なったものです。座右の銘は「俺は民主党の会社員」。

「一級市民」になるには民主党支持は絶対条件となった日本国。

どうにもなりません。ここまで「露骨」に利益誘導を披瀝して
も自民党(あるいは共産党でも幸福の科学でもいいのですが)に
票を投じて「再政権交代」の機運が盛り上がらない我が国、つまり
国民ですので。
 

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