テルマエ・ロマエ

 今回、紹介するのは「漫画」。

いやぁ目の付け所で「ネタ」ってあるのだなぁと唸ってしまいま
した。そして面白い。

読後、専務に渡したら仕事そっちのけで読みはじめ、気がついた
ら「二度読み」していました。

そう「ローマ人の物語」を読んでいて気になったのが、
「古代ローマ」と「日本」の共通項です。その度に落胆もしたのは
せおの政治の違いについて。

ローマ人の物語は塩野七生さんの「小説」である点を差し引いて
も、ローマ人はローマ人たろうとして「政治」と向き合っていたの
に日本はといえば、突きつめれば他人事で、どこかで誰かがやって
くれることを期待しています。与えられた民主主義との違いだと
いえばそれまでですが・・・話を戻します。

いくつかあるうち代表的な点をみっつあげれば以下となります。

・多神教
・勤勉性
・風呂好き

多神教はキリストに挿し替わり、それが国家の生命に終止符を
うったとも言えますが、ローマがローマだった頃は多神教で
宗教には寛容で、皇帝の死後はみな神となりました。現世的な
理由から。

勤勉性。日の出と共に働き、午後1時まで毎日働きました。
日の出を4時とすれば夜9時間労働。なかなかです。
そしていざ鎌倉、もとい戦争となると、この勤勉性をいかんなく
発揮して、何万という軍団が整然と活動しパックスロマーナを
実現したのです。

午後1時以降は何をしたか? お風呂です。

江戸前の銭湯と同じく、風呂場でノンビリと過ごすのが
ローマ人の嗜みで、歴代皇帝の中には庶民と同じ「銭湯」で
汗を流した人も少なくありません。

どこかの国の首相夫人のように前任者の使った浴槽がイヤだから
と付け替えさせることはあっても「自費」が基本のローマでしたし
なにより「銭湯」にいけば、誰が使ったのかなど気にすることは
ありません。

比較すればするほど溜息が出るのですが、「テルマエ・ロマエ」
に話を戻します。

主人公の建築技師は才能の限界にあたります。
前述したほどローマ人にとって「風呂」は大切なものですが、
新しいアイデアが浮かばず、若くして「ロートル」の扱いを
受けようとしていたその時、彼は「タイムスリップ」して現代
日本の「風呂場」へ。

主人公はそこでみた我々をどう呼ぶか? ここから爆笑の連続
なので割愛しますが、次々とおこる難問をタイムスリップで解決
しつつも誇り高きローマ人として揺れ動く心模様も・・・笑えます。

■テルマエ・ロマエ
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4047261270

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