あなたは私のように罪を犯さないでください

 自転車のマナーが社会問題化しつつあります。

 根底には日教組教育の果実である「権利主義」です。

 俺様が走る。です。

 かつてのウォークマン、いまならiPodで音楽を大音量で聞きながら
自転車で走行する危険性は四半世紀前からいわれており、自転車通学を
していた知人は、通過する歩行者にまで聞こえるほどの大音量で聞き
難聴気味になっていたのは25年前からのことです。

 ただし当時は少数派。それが危険であることは、同級生でさえ
指摘し、注意したものです。しかし、いま、「俺様」がすべてに
優越すると国民が錯覚しています。

 先日、愛犬「さくら(1才と1日)」と散歩中、信号のある丁字路
で信号が変わったので丁の時の横棒から縦棒の横断歩道を渡ろうとす
ると「びゅん」と目の前を影が横切ります。

 赤信号の横棒をおおよそ時速30キロで通過したのは自転車です。
 一拍ずれていれば大惨事。信号無視と安全運転義務違反といった
ところでしょうか。心情としては「傷害未遂」をつけたいところです。

 すれちがいざま見た自転車の付属品の耳にはイヤホンが添付されて
いたことを添えておきます。

 また自転車に乗りながらのメール、携帯操作も日常です。これが
スマホになって悪化しています。屋外でのタッチパネルは反応が
一定ではなく、操作に集中してしまうからで、これについては
来週にでもネタにする予定ですが、これも俺様。いま、メールしたいし。

 歩道をチリンチリンと鳴らして猛スピードで駆け抜けるのも俺様。

 ならば車道を走ればいいといえば、車道には路駐しているクルマが
あり、大型車も走るので危ないなどとほざく俺様もいますが、それを
換言すれば

「自動車は危ないが歩行者なら安全」

 と明らかに人命軽視した俺様です。

 そして見かねた警察が取り締まりを強化すると報じられました。
 そこで言いたいこと。

「違反者は反則金プラス、ボランティア活動」

 俺様は金で済むことはすぐに忘れます。例えば自転車の片手運転で
罰金100万円でもとれば話は違ってきますが、そこまで厳罰は
世論の反発を招くことでしょう。

 だからボランティアです。

「わたしは交通違反を犯しました。
 あなたは私のように罪を犯さないでください」

 と前後に書かれたビブスを着用させ、歩道を走る自転車や
メールを操作する自転車、イヤホンをしている自転車などに

「それをやめてください」

 と話しかけるボランティアに従事させるのです。

 立場が変われば見方が変わります。警察側の視点で、違法自転車を
みれば、次第に怒りが湧いてくるものです。その心が再犯防止につな
がります。

 また、注意される側も「公権力」である警察には一定の反発を
覚えるかも知れませんが、同じ側の民間人の問いかけは無碍には
できません。

 もちろん、ボランティア活動の後ろには警察官が銃を構えて
見守り、ボランティアに歯向かう犯罪者を威嚇することも大切で
文字通りの「援護射撃」。

 ・・・最後は現実的ではないかも知れませんが、軽微な犯罪は
取り締まるだけではイタチごっこ。それより意識改革と再犯防止に
力点をおくべきなのです。

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