クソ評論家の問う民意という大嘘

自民党総裁選が終わりました・・・と正確には執筆時には集計中ですが、NHKに映しだされた票の束からすれば安倍晋三さんでしょうか。

とここまで書いて決まったのは安倍晋三。さりとて石破茂はこれで次への大きな足跡を残したので損はありません。ただし報道を通じて気になることを指摘しておきます。おもにTBSの「ひるおび」より。

八代英太・・・もとい八代弁護士が党員票をもってこういいます。「民意との乖離が」。

投票結果
安倍晋三 石破茂
国会議員 54 34
自民党員 87 165

で、弁護士。党員投票について「倍近い開きがある」で、だから党員投票の結果を優先せよとというものいい。正確には87×2なので174と165は「倍近い」といえば近いですが、ざっくりとした数字でいえば国会議員の54と34も「近い」といえば近いのですがこれには触れずスルー。印象操作ではよくやる手法です。そして党員の投票数を持って「民意」とは、「ミヤネ屋」でも使っていましたが、消去法的自民党支持者として明言しておきます。

「自民党員だけが国民ではない」

自民党は平家ではありません。民主党でなければ人に非ずと傲慢になった民主党でもありません。つまり、石破さんに票を投じたのは、自民党の支持者でアリ、いまの政党支持率でみても3割にも満たないのですから「言い過ぎ」です。それは論理のすり替えでアリ、自説(か、政治的目的)への誘導をはかったプロパガンダ。さらに「民意」というなら「国会議員」は、その「民意」で選ばれた「民意」そのものですし、そもそもそういう制度になっている任意団体であり、それを外野がとやかくいうのは余計なお世話。そこれそ、民意で選ばれた政治屋が決めきれずに、デモを通じたプロ市民の意見に左右されるほうが間違っているのであり、後出しジャンケンの民意で政策を左右できると思っている方がバカで不法のならず者なのです。

総裁選です。文句を言えるのは自民党支持者だけです。で、同じく「ひるおび」にて、政治ジャーナリストの伊藤惇夫。安倍晋三が総裁に決まってから釈然としないと憮然とし、持論として一度総理となったものは身を引くべきだと論じます。その伊藤惇夫氏。もともと自民党の事務局にいて、新進党、太陽党、民政党、民主党で、太陽党以後は、いずれも事務局長とはウィキペディア情報。つまり、自民党側から見れば「脱走兵」です。さらにいくつもの政治団体に携わり、すべてこけたのですから、こいつにだけは「政治」を語って欲しくないと、彼の持論を適用するならそうなります。

また「派閥のプレゼンス」なる言葉もでてきます。要するに派閥の背景を持たない石破茂の敗北を持って自民党は変わっていないという批判です。しかし、彼らは派閥の押さえがなかった民主党のぐたぐたをどうみたのでしょうか。今日のメルマガでも書きましたが、地元を考えれば石破茂さんが総理になれば、少し嬉しかったのが本音です。しかし、派閥の後押しのない石破さんで大丈夫かという不安もありました。派閥とは人間関係でもアリ、功罪相半ばするものだからです。

とにもかくにも「評論家」は酷い。これも今日のメルマガですが、今を持って過去を語るから論理破綻します。先の伊藤惇夫も谷垣さんを腐していたのに、辞めた途端に手のひらを返します。この点においては橋下弁護士には共感します。「クソ評論家」と。

ブログ村に参加してみました。宜しければ右バナーをクリックしてください→ にほんブログ村 政治ブログ メディア・ジャーナリズムへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください