堀江貴文氏仮釈放と検察批判

堀江貴文氏といえばライブドア株ではきっちり損をしましたが、テレビ取材を受け、いまや本当の紙切れとなった旧ライブドア株が郵送されるなど、ネタを買ったと思えば安いものと開き直っています。もともとライブドアに社名を変えた頃の堀江貴文氏の言動から同社の株を購入します。彼をヒーローとみていたわけではありませんが、チャレンジする姿勢に小銭を任せてみたのです。

粉飾決算について額が少ないことを理由に、検察を批判する声があります。しかし、額が少ないから許せというのは横暴で、かつ被害は投資家で、しかも株式分割を繰り返し、メディアで喧伝したことで、小市民の小銭を集めていたところに悪質性をみつけることは容易いでしょう。それも検察が強制捜査にはいらなければ株価急落もなかったとする主張は、株主保護のために犯罪を見逃せという本末転倒。そもとも「人の心は金で買える」と挑発したのですから。ただし、この発言、いまでは「言っていない」と翻します。著書にあるのでこれは嘘。強制捜査の前から彼の発言の二転三転は目立つようになっており、わたしの小銭を一時期、すべて引き上げていました。

そして最終的に「損」となったのは、その引き上げ時にでた「利益」の分。金に色はついていませんが、なんとなく穢れているように感じて、その利益分だけ買っていたのが紙くずになったのです。だからトータルで見れば損はしていないのですが。

表題の検察批判。これをするひとは、国家権力と、連なる自民党を批判します。完全一致とは言いませんが、これに脱原発なども合わせることもできます。国策捜査だ陰謀論なんかもトッピングしましょう。ニコ動なんかで気炎を吐きます。

で、堀江貴文氏。自民党から選挙にでようとしていませんでしたっけ? 広島あたりで。もっともあれは偉大なるイエスマン 武部勤さんのひとり走りとするのがいまの定説ですが、なんだか都合の悪いことだけ検察の批判をしているように見えます。それとも公認されなかった恨みからでしょうか。どちらかは分かりませんが、ひとつだけ言えることは、無節操な自民党でも、未知の危機へのバランス感覚だけは見事なんだよなぁと堀江氏を見る度に思い出します。

 

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