【ネット選挙】実戦における最大の敵は「幼児化」(一部抜粋)#ネット選挙

検索すれば多くのトリビアを、ネットは得ることができます。

そこに虚報や間違い、恣意的に捏造された情報があっても、多くの人は情報の真偽を確かめるよすがを持ちません。

なぜなら、知らないから、検索しているのです。

いくつかの検索結果をつきあわせて、真実妥当性の高い結論を導き出すことも不可能ではありませんが、多くは一度きりの検索結果に満足するのは、深遠なる心理の淵に立つことをも求めず、「知ったつもり」で知的好奇心を満たせれば充分だからです。

ここから身につくのが「全能感」です。

ネットの中で、自分はすべてを知り、満たすことができるという錯覚です。

ネットの住民が他人を激しく非難し、攻撃できるのは、この全能感が自分を特別な存在であるかのように錯覚させるからです。

その全能感にソーシャルメディアが加わります。
ツイッターのフォロワーに、フェイスブックの友だちが増えると、ネットユーザーとの交流が活発になります。

すると彼らはサポーターや自警団となり、候補者の言葉足らずを補足し、第三者からの批判の刃を感情的に喝破してくれるようになります。

ツイッターでも積極的に活動していた三宅雪子さんにも自警団が現れ、2012年12月の選挙戦ではリアルのボランティアとなり活躍したと言います。

三宅雪子さんといえば、自作自演が疑われた「空気投げ」の被害者として一躍名を馳せ、その後、ベランダからの落下事故など話題に事欠かず、筆者の常識に照らし合わせると首をひねる言動が目立つのですが、十人十色、蓼食う虫も好き好きなど、格言や諺にあるようにかならず騒動を起こせば「信者」が産まれるのがネットの世界です。

彼らが有権者なら票に結びつくので悪いことではありません。

後に述べるように「ボランティア」の存在はネット選挙において重要となります。問題は「信者」という、自分の発言を許容してくれる優しき人々に囲まれた小宇宙を、世界のすべてと錯覚してしまうところにあります。

これが先の全能感と結合したときに生まれる陥穽が「幼児化」です。

(後略)

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