特定秘密保護法が多分、正しい理由

 本当は別のネタにしようかとおもいましたが、あまりにも

「恣意的な運用」

 がなされているので取り上げるのが、先週に引き続き

「特定秘密保護法」

 昨夜、衆院を通過したことで、本国会で可決される見通しが立った法律です。

 数にものをいわせた右翼の暴挙。とは、法案に反対する人たちの叫びでしょうか。ではいいます。恣意的な運用とは法案の報道姿勢です。

 端的に言いましょう。法律の重要性を認めながらも、問題点を指摘する人たちを除くのは当然とした「廃案」を叫んでいる大半は、左翼と呼ばれる、特定の思想に支配されている人々です。

 もちろん、思想信条の自由がアリ、表現の自由も認めるので、主張活動はご自由にどうぞ。しかし、彼らの政治的背景、思想背景に触れずに

「一般市民」

 のように報道する、特にテレビについては「編集権の恣意的な濫用」であり、情報操作であり、やらせとまで断じても不自然ではありません。

 昨日、海外事業による消費課税の問題点を国会議員に訴えかけるフォーラムに参加するために、永田町の参議院会館にでかけました。

 腹が立ったのは、連中(国会議員)は、こうした働きかけを

「陳情」

 と一括りにした上から目線であること。

 ざっくりと説明すると消費税は「消費地」で課税されるという考えに立ちますが、電子書籍、ネット広告などは、それを配信するサーバーの所在地を「消費税」とするとして、電子書籍で言えばアマゾンのキンドル、広告ならグーグルは「無課税」になっています。

 つまり、日本の同業者は消費税分だけ、不利な競争環境に置かれています。これを放置していたのは、政治の無策に他なりません。

 国内法で課税しても、事業実態が海外にある企業からの徴税は、外交的なアプローチが不可欠で、関係省庁を横断的に導くのは政治の仕事だからです。

 ところが連中の大半は「上から目線」。こう言ってのけるものもおりました。

「こうした(フォーラム参加者)皆さんの熱意が動かす」

 ・・・おい、消費税を上げておいて、国内企業を不利な環境に放置しておいて、不利な業者が声を上げなければ、国が動かないとはこれいかに。

 知らなかった・・・こう述べる議員が実に多かったのですが・・・のは十歩譲って見逃しましょう。国会議員が忙しいのは理解しているつもりではあります。しかし、知ったときの態度が「上から目線」は論外。

「税」

 というものへの認識が、庶民と決定的に異なることに怒りを覚え、なにより、フォーラムの終了寸前に顔を出した

「柿沢未途」

 のチャラチャラした態度。遅れてはいることに悪びれた様子はなく、元の仲間の「みんなの党」の議員を見つけ、パネリストのトーク中にふざけた態度をとれる彼の人間性に、東京15区(江東区)の方々の見識を見つけます。赤ら顔だったけど、酒でも飲んでいたのでしょうか。平日の午後3時頃に。

 もちろん、国内企業が不利な環境に置かれ、実態としては国内で経済活動をしている外国企業(楽天の電子書籍事業コボも含まれる)から消費税を徴収しなければならず、国会議員として不明を詫びるという真っ当な見識を持っている議員もいましたが、残念ながら比率で言えば少数派で、これをテーマにしようかとフォーラムをでて、会館内の「セブンイレブン」に立ち寄ると、

「歴代首相シール」

 なる、歴代首相がイラスト化されたシールが販売されており、洒落で購入しようかと思いながら、歴代首相と言えばバカとペテン師とドジョウがいるはずと確認するとやっぱりいて、結局「お買い得」になっているお茶だけ買って外にでると、

「我が生涯の敵」

 を発見します。それは

「日教組」

 各地の日教組、悪名高い北教祖ののぼりも発見。そこで周囲をぐるっと回ると、あるはあるは活動家ののぼり。ドンドコとリズムに乗りながら、「反対ハンタイ♪」と歌い続ける活動家のもつプラカードにある文字は

「脱原発」

 あるいは

「TPPハンタイ」

 です。また、大学の自治会系に散見したのは

「戦争反対」

 ・・・それを撮影するテレビカメラも見つけましたが、全景も撮影しているようでしたが、報じられるのは「寄りの画」で、政治的背景、思想的活動をわざわざ消すように編集しているのです。

 今回の法律をすべて受け入れている訳ではありませんが、廃案まで迫る反対派とはすなわち左翼であることを報じないのは、知る権利を声高に叫ぶ、メディアによる編集権の恣意的な濫用でアリ、国民を欺く鬼畜の所業で、左翼メディアのオピニオン「朝日新聞」に至っては、先の大戦中の大本営発表に輪を掛けた、戦意高揚のための捏造レベルの報道への反省を見つけることはできません。

 一般のひとは、報道されている内容が事実かどうかを確かめるよすがを持ちません。濃い味付けで調理されたバナメイと芝エビの区別が付かないように、テロップ付きで編集され、特定の思想に基づいた構成(順番)で放送された内容を、一般的な意見と誤認します。

 ところが特定秘密保護法への報道姿勢は「ハンタイ」ありきで、それは「情報偽装」です。

 少なくとも昨日、永田町で反対活動をしていた「市民」は、特定の思想をベースにしていた人々で、沢山の「公安」が警備にあたっていました。

 そして今回の法律において、TPPや原発についての情報を、特定秘密に指定するとはどこにも書かれていません。書かれてもいないことにハンタイしているのです。それは新橋の飲み屋街でくだを巻くサラリーマンの大言壮語と変わりはありません。根拠も論拠もないという意味です。

 いや、国家が情報を統制すれば・・・と、戦中と同じ発想をするのは朝日新聞の読み過ぎです。いまなお、情報操作、情報偽装を繰り返し謝罪も反省もしない朝日新聞を見ていれば、不安を覚えることでしょうが、自民党政権が下野するこの時代、国民がフラットな情報を得て、己の頭をすこしでも使って考えれば、あの時代に戻ることなど不可能です。

 政治思想や防衛に関する知識は不要です。日々の生活の中で、戦争状態やその直前は、海外との取引が規制されます。いまの放漫で強欲となった日本人に

「欲しがりません、勝つまでは」

 と律することを期待するのは妄想です。また、中国や韓国といった「近隣諸国」の横暴と傲慢を目にしても、友好を呼びかける経済人と、それを無視できない政治家が選ばれる現状を正しく認識すれば、あの昭和に戻るなどとは、剣と魔法の世界を再現するより困難です。

 ここで少し、角度を変えてみてみます。プロ市民といった左翼陣営といって過言ではない活動家の落合恵子は除いても、ハンタイの声を上げる作家やジャーナリストがいます。彼らはなぜ声を上げるのでしょう。

 結論。特定の作家やジャーナリストにとって、情報は恣意的に扱うものだからです。物書きの末席を汚す私が気をつけていることでもあります。

 見知った、聞きかじった情報を、どう切り取るかで印象操作はいくらでもできます。分かりやすい一例が「基準点」の操作です。

 一年前のドジョウ内閣と比較した日経平均株価はほぼ倍といってよい水準に切り上がっており安倍政権を評価できます。しかし、2006年から7年までの第一次安倍政権では16000〜18000円を維持しており、そこからみればまだ安く、こう評しても間違いではありません。

“アベノミクスと大騒ぎをしているが、小泉劇場を禅譲されただけの第一次安倍内閣より株価が低いのは、市場がアベノミクスを評価していない証左ではあるまいか”

 途中の経済環境などを一切抜いた暴論であります。しかし、情報の恣意的運用の実例を端的に表しています。

 特定秘密保護法=戦争です。

 つまり、特定秘密保護法にハンタイする人々は、己の「手口」から過剰に怖れているのでしょう。天才ジョッキー武豊さんは、ニンジンを馬の食べ物と言い切ります。父親も人気ジョッキーであり、厩舎で育った彼にとって、ニンジンとは馬の食べ物であり、日頃から情報を恣意的に濫用している作家やジャーナリストにとって、情報とは都合良くつまみ食いし、時に偽造や捏造をするものだから、それらを裏付ける法律を国家に与えることにハンタイしているのです。

 左翼プロパガンダ番組TBS「サンデーモーニング」にて、毎日新聞特別編集委員の岸井成格氏は法案反対について、沖縄返還時の密約をだし、毎日新聞の先輩のおこした「西山事件」について、こういいます。

“百歩譲って情報の入手法法に問題があっても意義のある報道だった(意訳)”

 西山事件とは密約のスクープを得るために、当該官庁の既婚の女性職員とネンゴロな関係、いまでいうダブル不倫の上で得たものです。

 つまり岸井氏は、

「目的のためには手段を選ばずは正当な方法だ」

 と主張しているのです。

 思想信条の自由はどうぞご自由に。ただ、革命のためなら仲間を集団リンチし虐殺した左翼に重なります。また、彼らが毛嫌いする戦時の日本の姿にも重なるのは、彼ら左翼陣営の目を通した、歴史とは、彼らのこうした手段を加味した「情報偽造」された歴史だからなのかも知れません。

そもそも不思議なのは、特にジャーナリストならば「取材源の秘匿」とは知る権利と同様に大切なもので、それを政府にあてはめれば、国防に関する機密情報の入手源は秘匿されなければ、ならないことぐらい容易に想像できるのに、これについてまるで触れないことです。

 まるでわがまま。自分は貰うけど、国はダメ。とね。

 政府と官僚に全幅の信頼を置くほどウブではありません。だから、情報解放の強化や、政治家や官僚による情報隠し、隠蔽は許せるものではなく、その為の法整備や、解放強化を呼びかけるのなら、わたしも賛成します。

しかし、特定秘密保護法を「廃案」と迫る姿に馬脚が見えます。

そしてこれは恣意的な結論になりますが、なんとなく特定秘密保護法が正しいような気がしてきました。なぜなら

「日教組が反対しているから」

 この国を悪くした連中が、ハンタイするなら、良い法律ではないかと錯覚します。

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