玉川徹は活動家ではなかった?

 玉川徹 氏(テレビ朝日社員)をアジテーター、反日プロパガンダ、活動家などと紹介してきましたが、もしかしたらこの認識を変更しなければならないかも知れません。

 2014年12月25日の「モーニングバード」で、大韓航空による「ナッツリターン騒動」から、話題は韓国の財閥支配に及びます。玉川徹 氏は問題を起こしているのが、財閥の三世である点に注目すべきだとし、なぜ四世や五世でないのか問題設定し、答えを「太平洋戦争」に求めます。曰く「太平洋戦争以後に財閥は生まれた」。続けた言葉は、珍説にすらならない論旨不明さにより割愛しますが、それを言い出せば「白村江の戦い以降に生まれた」でも同じ。

 そもそも「韓国」は「太平洋戦争」に参加しておらず、戦ったという主張を仮定しても、地図を広げればそれは日本海を挟むもので、韓流で表現しても「東海戦争」か「韓半島戦争」で、「太平洋戦争」ではありません。ちなみに「太平洋戦争」とは進駐軍(米国)が、日本を敗戦国として洗脳、または調教するために名付けたものです。日本的には「大東亜戦争」。大東亜とは大きい(な)東アジアという意味で、「白人支配からのアジア諸国の開放」という建前からの命名です。

 玉川徹 氏流に「太平洋戦争」としても、その後に「朝鮮戦争」があったことは、NHKの朝のテレビ小説でも度々紹介される史実です。この戦争でソウルは壊滅的被害にあい、経済活動どころではありません。朝鮮や韓国、ソ連(ロシア)と中国、そして米国に、なにより現代日本史を語る上でも「朝鮮戦争」は避けて通れないのは常識です。

 それが「太平洋戦争以後」と公共の電波で語れる玉川徹 氏に浮かび上がった疑念と、それによる認識変更とは「無知」。とりわけ「歴史」に疎ければ、それは反日に走るのも道理。論理より感情で史実を上書きすれば、どんなファンタジーでも作り出せるのは韓流ドラマが証明していること。

 今後の玉川徹氏の「歴史認識」に注目です。

 なお、韓国の財閥で問題を起こしているのは二代目にも多いのですが、「なぜ三代目か」という玉川徹氏の問いかけには私ならこう答えます。

「売り家と唐様で書く三代目」

 蝶よ花よで育った子どもは、代が進めば劣化して、息子がバカなら、孫は大馬鹿。そして家を売るほど商売を傾かせても、その「売り家」の文字だけは「お洒落(唐様)」に書くという意味です。

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