青嶋達也は今夜も月9の夢を見る

「なでしこ」にも青嶋達也がやってきました。フジテレビ社員、ことアナウンサーの青嶋達也氏。これほど評判の悪いスポーツ実況も珍しい青嶋達也を使い続けているところにも、ふるわぬフジテレビの視聴率の一端を見つけます。

 2015年8月4日の東アジア選手権でも絶好調。観戦中に付き端的に、青嶋達也の実況がなぜ「むかつく」か、イラッとするか、腹が立つかについて。

 青嶋達也はトリビア自慢に余念が無く、試合を一切といってよいほど実況しません。ピンチでもチャンスでも、絶叫するのは選手の名前。柴田、田中美奈、京川だ、尚下だ、村松です。前半38分、本稿執筆時に聞こえてきた青島の言葉です。

 実況とは、試合の実際の状況を伝える仕事。彼が伝えるのは選手の名前と、名前に付随するトリビア。例えばどこのチームに所属しているとか。で、どんな活躍、プレイスタイルかは触れません。つまりは、選手の「ブランド紹介」で、まるで「トレカ」のスペック紹介。

 テレビ観戦者が知りたいのは、いま「なでしこ」が置かれている状況であり、いまのプレーに込められた意味、ボールを奪われた理由など、いまも聞いていると「フル代表への思いは強い人」。うん、だからそれは皆一緒。トップリーグでやっている選手ならね。相撲取りを「幕内への思いは強い人」と紹介するほどバカな紹介。

 つぎに「ドヤ顔」。実況なので顔は映らず、見たくもありませんが、得意げに用いた言葉を、滑っていることに気がつかずに何度もなんども繰り返す、言葉の端に「ドヤ顔」がみえます。自分だけが知っているぜと胸を張るも、それを嘲笑されている状況を、端的に実況するなら「バカ」です。

 先制点を例に取りましょう。中島依美が決めた先制ゴールをこう紹介します。

「追加招集の………プライドのゴール」

 まるで補欠のプライドです。物書きの端くれとして、私なら「追加招集の意地をみせた」。あるいは「代表経験者のプライド(2011年の米国遠征でデビュー済み)」でしょう。もっと適切な表現はあるでしょうが、すくなくとも「追加招集のプライド」などではありません。青嶋達也のスポーツ実況には、根本的なところ、いや基本的な言葉のチョイスにアスリートへのリスペクトがないのです。

 トリビアと重なりますが、青嶋達也実況の腹立たしいところは「知ったかぶり」。韓国ボールになったとろころを奪いに行く、いわゆる「チェック」を、「チャレンジ」と紹介しながらその説明はありません。

 いまどきのスポーツで「チャレンジ」といえば、テニスにおいてオンラインかどうかのビデオ判定で、にわかサッカーファンも四半世紀に近づく私は聞いたことがありません。そこで「ネットで検索」。

“サッカーはオフェンス、ディフェンスに限らず、11人のそれぞれが局面に対してチャレンジを行い、ピッチ上に変化を起こし、それを繰り返すことで得点を挙げる、あるいは失点を防ぐスポーツです。(サカいくより)
http://www.sakaiku.jp/column/technique/2012/002357.html”

 サッカー育成サイトで見つけましたが、このチャレンジとは文字通りの「挑戦」で、デフェンス時だけではなく、ドリブルでの仕掛けも、ミドルシュートも含めてのこと。

 サッカー界でも一般的でない表現を使い、その説明をせず、また解説者にもふらずにやり過ごす様は、そのままフジテレビ。

「フジテレビがやるからトレンディ」

 という錯覚であり赤っ恥。青嶋達也のフォローするなら、ラインを崩しても相手につっかかることで、局面打開を目指すことを「チャレンジ」だそうです。バカか。

 まだまだ続きますが、青嶋達也はいまだに月9の夢を見るフジテレビ社員なのでしょう。月9がトレンディなんじゃない。フジテレビがやるからトレンディなんだ。サッカー用語なんて関係ない。フジテレビ=青嶋達也が「チャレンジ」といえば、それが明日のトレンディなんだ、と。

 しかし、このバカ・・・失礼、青嶋達也の無知蒙昧ぶりに溜息ばかりですが、リオ五輪の最終予選の開催地が、大阪に決まったことを「ナデシコにどう働くのか(うろ覚え)」と紹介したこと。

 ホームゲームが不利になるサッカーなど見たことがありません。そして「日本女子サッカー」発展の一翼を担うという自覚があったのなら、大阪開催、地元開催のメリットを説き、INACのある神戸はもちろん、「関西」として声援を送ることが、なでしこの背中に翼を付け、乙女らをリオに羽ばたかせる・・・ぐらいのことはいえんか、ぼけぇ。

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