とくダネ!を助ける敵失の宇野常寛。安保法制は日本のため

「とくダネ!」がアンチ自民である理由は、番組MCの小倉智昭氏の親分は、あの大橋巨泉。途中で仕事を放り出したものの、民主党で国会議員のバッヂを付けていた御仁で、お花畑的平和の信奉者。平和と安全圏を前提とした、娯楽の世界で生きてきたので現実を知らないのでしょう。

 だからミスリードします。民主党による政権交代のころまで、盛り上がりましたが、実現したらあの迷走。それでも応援する、ときには自民党政権を引き合いに庇い続ける小倉智昭に呆れ、「とくダネ!」を見なくなったのはこのころ。

 本日もなんとか、安保法案に反対する野党と、デモ隊を応援しようと冒頭に特集を組むも、コメンテーターの為末大氏は「反対する気持ちは分かるが、時機が違う」とバッサリ。ここに至る前に何とかしろということ。気持ちよいセックスの宗美玄氏は「やるなら改憲が筋」としながらも、やっぱり呆れている、というか本件から距離をとりたい感じがアリアリ。人気商売のコメンテーターなら、デモ隊の民意と、視聴者の民意、左翼以外の民意に敏感だよね。って感じ。

 小倉氏の劣化はともかく、それでも視聴率が良いのは、同時間帯のワイドショーが勝手にこけているから。TBS「ビビット」は論評に値しないのでパス。テレビ朝日は油断と隙があれば政治活動し、それを受け止めきれない羽鳥慎一。彼はバラエティでは輝くがニュースは無理。キャラクターと性格の適性。

 ポスト「とくダネ!」の最右翼だったはずの、「スッキリ!」がテリー伊藤を首にしたところは、ひとつの英断だが、コメンテーターを倍増した数打ちゃ当たる戦術が完全に裏目。水増しすれば、劣化するのは当然のこと。

 最たるものが批評家という何を生み出すのか分からない職業の宇野常寛氏。見識も知識も浅く、サブカルというかライトノベルとかのAKBの専門家なら、それだけしか語れないはずなのに、すべてを知ったかぶりしなければならないテレビコメンテーターは荷が重すぎます。

 安保法案についても、表面をなぞりお茶を濁せば良いものを、知ったかぶりして背景を語ろうとして、具体的事例を語りドヤがだが論理不明。単純に言えば、無知な左翼と、お花畑平和論に、刺激的な言葉をまぶしているだけ。

 要約すると「米国は世界中で残虐な戦争をし過ぎた。その米国の戦争に巻き込まれることはまっぴらゴメン」と3秒も不要なコメントをだらだら。

 で、なぜバ・・不見識かといえば、安保法制の必要度は日本のほうが高いから。米国はワガママな国で、調子に乗れば地球の裏側まで出張ってドンパチするけど、ちょっと怪我すると「ママ痛い」と内向き回帰する。この繰り返しでいま「ママ痛い」の季節で、腰抜けオバマは世界中の米軍を撤退させたいのが本音。もちろん、米国も。

 それが如実に表れていたのが、当初の対中政策。また、財政負担も辛いのは、弾薬も兵士の給料も、米国国民の税金で賄っているから。そして常識的な話しをあえてしますが、世界のどの国も、自分の国が一番大事。トランスフォーメーションもその一法。

 そして米軍が本当に撤退したら、あるいは極度に縮小したらどうなるか。尖閣が獲られるだけではなく、日中境界線も中国側の主張をゴリ押しし、北朝鮮は拉致を再開し、中国に取り込まれた韓国は、日本に向けた牙をもう隠さない。

 つまり、安保法制とは「俺たちも本気出すから、一緒にやろうぜ」と、米軍をつなぎ止める、日本の国民のため。なのです。

 まぁサブカルの人に、リアルポリティクスを語らせることに無理があり、結局、宇野常寛氏のような発言の度に「敵失」を与える存在により王座を守り続ける「とくダネ!」なのでした。NHK「あさイチ」は除いていますが。

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