診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち

 サヨクウォッチャーを名乗る中宮崇氏の論評で、

「日本の左翼はサイコパス」

 という指摘を見つけてアマゾンで注文。中宮氏は、香山リカ氏を指して、

「次の瞬間には発言を忘れ悪びれもしない。まるでサイコパス(要旨)」

 と評価します。精神科医を名乗る香山リカ氏に、それは余りにもだろうと思いつつ、言葉では知っていながら『羊たちの沈黙』に登場する異常人格者のハンニバル・レクター博士のイメージしかなかったので、これを機会に少し学んでみようかと。

 結論。日本の左翼にサイコパスは一杯。

 先の香山リカ氏への中宮崇氏の指摘に集約されます。

 本書ではサイコパス=レクターを否定します。

 なぜなら、サイコパスは性質のひとつであり、その数は猟奇殺人をして捕まるサイコパスより遙かに多く、つまりレクター博士が実在したとしても、それはレアケースに過ぎないということです。

 つまり、それだけ市民生活に紛れ込んでいるサイコパスがいる。

 考えてみれば、実に不可解な行動を取る人に何度か会ったことがあります。

 あるトラブルの仲裁に入ったときのこと。

 その場限りどころか、その場も持たない嘘を平気でつける人が、しおらしく反省して見せたことで、話し合いを手打ちとした瞬間、馴れ馴れしく「この後飲みに行かない?」と声をかけてきました。

 嘘をいちいち論破した私に、媚びを売っているとしか解釈できなかったのですが、悪びれるというより、あまりに自然なその態度が強烈に印象に残っていたのですが、サイコパスとして評価すれば合点がいきます。

 ネット言論において、この手の輩は枚挙に暇がありません。

 香山リカ氏を巡っては、CS放送で、別の番組のレギュラーだった青山繁晴氏のファンを侮辱したとして、番組ディレクターから反省を求められ謝罪しました。

 しばらくもせず、Twitter上で、そのファンにたいして逆ギレしてみせます。

 Twitterは公開情報。すぐに発見され、これを咎められた香山リカ氏は、「アカウントを乗っ取られた」と息を吐くように嘘をつきます。

 結局、香山リカ氏は番組を降板し、この手の騒動を起こしながらも、何食わぬ顔でパネリスト活動など、公の場で活躍しています。

 なるほど、サイコパス。精神系の病理判断は、どれだけ特徴的な症状が報告されていても、面談しなければ確定診断をくだせないと、臨床に情熱を捧げる心療内科医が指摘しており、その通りと考えます。

 だから中宮崇氏の指摘に頷きながらも、確定診断はくだせませんし、そもそも精神科医でもありません。

 しかし、本書は、日本の言論界に接する上で、新たな視点を与えてくれます。まともに見えることと、まともな人との違いです。

■診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち
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