業界第2位の「民主党」と対等合併は企業経営としては正しい

dipanddp

 民主党と維新の党が合流し、できた名前が「民進党」。

 実に「維新の党」らしくて苦笑いがとまりません。

 原則論で言えば、党名は理念を表しますが、民が進む党とは、国民にマラソンでもさせようというのでしょうか。

 なお、台湾の民進党は民主進歩党の略称。民主主義化への道半ばの台湾で、その進歩を目指した党とは雲泥の違い。

 というより、台湾の政権交代をなぞっただけでしょう。思想信条などありません。

 民進党を推した維新の党の、党首や主要キャストの政治経歴を見る限り、その時代のブームに乗っかっているだけだからです。

 党首の松野頼久氏はウィキペディアにあった「所属政党」をコピペするとこうなります。

(日本新党→)
(新進党→)
(フロム・ファイブ→)
(民主党→)
(日本維新の会→)
維新の党

 そして民進党へ。フロムファイブはピンと来ませんでしたが、どれも政権交代を期待された話題の党で、どれも「政治不信」という禍根を残しているのが実に示唆的です。

 幹事長の今井雅人氏はこんな感じ。

(民主党→)
(無所属→)
(日本維新の会→)
維新の党

 初当選の民主党とは2009年の政権交代選挙です。
 政務調査会長の小野次郎氏は

(自由民主党→)
(みんなの党→)
(結いの党→)
維新の党

 で、自民党での初当選は「郵政解散選挙」。いわゆる小泉チルドレンの一人です。

 続いて総務会長の牧義夫氏。

(民主党→)
(国民の生活が第一→)
(日本未来の党→)
(生活の党→)
(無所属→)
(結いの党→)
維新の党

 民主党以降のグタグタが象徴的ですが、維新の党では比例復活当選で、本来なら党の移籍はできない身分ですが、これは維新の党の多数派です。

 国会対策委員長の石関貴史氏は、

(自由民主党→)
(民主党→)
(日本維新の会→)
維新の党

 で、民主党ブームの2009年以外は、小選挙区で破れ続けている筋金入りのゾンビ議員です。

 ずっと続けるほどヒマでもないので、以下は名前のみの掲載でも、なんとなく正体が分かる人々。

木内孝胤、初鹿明博、太田和美、柿沢未途 各氏。

 もはや、もとの所属政党を当てるのは「カルトQ」で、一体、何人の、民主党への出戻り組がいるのか。なお、柿沢未途氏は都議時代に民主党で、飲酒運転の果てに事故を起こし、わずか謹慎期間の後に「みんなの党」で、親父の地盤を世襲して国会議員に成り上がった「焼け太り」。

 政治理念というより、政治家で居続けるためだけに政党を渡り歩いている「政界ハローワーク」が「維新の党」。

 そこが凋落著しいとはいえ、業界第2位の「民主党」と対等合併を果たすのなら、私利私欲を追及するための企業経営としては正しい判断で、高値づかみを強いられた民主党がバカだったということ。

 維新の党は早晩、なくなると思っていましたが、想像以上に早く消滅したのは日本のためには慶事でしょう。そのとばっちりというか、自業自得的に合流を許したどころか、20年続いた党名すら変更するに至り、民主党の死期を早めた功績は認めましょう。

 もう充分です。早く全員、消えてなくなって欲しいと願います。

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