「ごきげんよう」と「嵐の涙」を木曜日に終わらせるフジテレビ

 つくづく「クソ」だなぁと溜息の年度末、フジテレビです。

 今日、「ごきげんよう」と「嵐の涙」が最終回を迎えます。ご存知「ごきげんよう」は小堺一機によるバラエティで、「笑っていいとも!」の後の時間、前身の「いただきます」からリニューアルを繰り返し32年の長寿番組で、「嵐の涙」は52年続いた、いわゆる「昼ドラ」枠の最後のドラマです。

 月曜日から金曜日の「帯」に、視聴者に笑いと涙を届けてきた両者。それが今日、3月31日の木曜日に終わりです。両者には適わず、また番組は今後も続くとは言え、テレビ東京の「おはスタ」は、19年司会を務めた山寺宏一は明日まで番組を続けます。

 どうして中途半端な木曜日に終わるのか。考えられる理由は2つ。ひとつは年度末。

 フジテレビの決算は3月末日。つまり今日までを区切りとして、明日からは新年度。経費などの見直しをするには最適ではあります。だから、小堺一機や昼ドラ制作の東海テレビへの支払いを今日で絞めることができます。明日まで放送すれば、1日分を来期の帳簿に計上しなければなりません。しかし、視聴者にはなんら関係のないこと。フジテレビの社内の都合。経理の都合に過ぎません。これが理由なら、完全に視聴者を馬鹿にした話。

 同じく上場企業ながらテレビ東京は、山寺宏一を新年度まで起用します。それは月曜日から金曜日まで見てくれる視聴者への誠意であり、19年間の労に報いるためという側面もあるでしょう。

 やはり明日「卒業」をするのはフジテレビ「めざましテレビ」の加藤綾子フジテレビ社員。そう書いたように、彼女は4月末までフジテレビ社員で、番組は明日で「卒業」ということですが、有給を消化して退社するのでしょうし、なにより支出の要らない社員です。外注のタレント 山寺宏一ではありません。

 もうひとつ、想像しただけで腹立たしいのが、月曜日から金曜日の視聴習慣を逆手にとって、明日の放送を「ごきげんよう」の視聴者にうっかり見せることで、来週以降の視聴率につなげようという姑息さ。

 で、あしたは「バイキング2時間スペシャル」。みねーよ。タダでさえ、少ない視聴者が2時間番組についてきたとしても、少ない客が増えることなどなく、小堺一機の玄人芸に坂上忍一座のドタバタ劇は太刀打ちできません。

 はっきりいって坂上忍の話芸は三流。仕切ってくれるMCがいて、役割を振られたときはなるほど、人気者と唸ることもありますが、なにより彼は役者さんです。坂上忍の司会を好きという人もいるでしょうが、小堺一機の客はそうは思わないでしょう。

 視聴者を楽しませようという心意気はなく、自社のフジテレビの都合ばかりが鼻につく改変。また功労者もゴミくずのように捨てるフジテレビ。視聴率三冠王の日テレが、一度起用したタレントを根気強く起用するのと対照的。それが視聴率にも表れているのでしょう。日本人はフジテレビのような利己主義者に唾します。

 つくづく「クソ」だなぁ。

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