月刊 Hanada 8月号「政治に活力を取り戻せ!」

 返ってきました! 勝谷誠彦「築地をどり」。

 花田紀凱編集長に命令され、文春で朝日新聞の悪口ばかりを書いていたら、命令していた編集長が、さっくりと朝日新聞に移籍したくだりが、かつて西原理恵子の漫画で紹介されていました。

 後にコメンテーターとしてテレビでみかけたとき「ホモかっちゃん!」と叫んだとき以来です。ページを開き、彼の名前を叫びんだのは。

 朝日新聞の記事を「伝統芸」に見立ててからかうコラム。で復活第一作の今回取りあげているのは、JR新宿駅 駅ビル内のカフェ「ベルク」に対する表現の弾圧を懸念する記事。

 新宿ベルクといえば知る人ぞ知る、左翼の巣窟。思想的傾斜が激しく、店内ならともかく、看板に政治的主張を掲げれば、クレームがはいるのもやむなしなのに、これを問題化しようとする朝日新聞の姿勢を問題と指弾。左翼のお家芸である連係プレイ。片方の問題には一切触れず、対立陣営を、中立公平を装い攻撃します。

 なにはともあれ花田紀凱といえば勝谷雅彦、と勝手に師弟コンビに分類している私にとってはホッとした復活劇です。

 知韓派 室谷克実氏の「隣国のかたち」は

“働かないことの価値”

 と題し、歴史的背景から、働かないことに価値があると考える、韓国国民の姿を描きます。冒頭で指摘していますが、これを「ヘイト」と呼ぶなら、あまりにも韓国への理解不足で、逆ヘイトです。

 いつもにも増して「必読!」と掲げるのは田久保忠衛氏による緊急寄稿

“日本会議への誹謗・曲解を正す”

 安倍政権批判の週刊誌各誌が悪の秘密結社よろしく取りあげている「日本会議」。菅野完著「日本会議の研究」を皮切りに乱造されていますが、その日本会議の会長が田久保忠衛氏。

 かねてより「日本会議」を巡る陰謀論は繰り返されていましたが、実のところ「日本会議の研究」が指摘するところは、大騒ぎするほどの実力は無いというもの。だから保守陣営からの、とりたてての批判の声もありませんでした。

 日本会議の関係者が出版停止を版元(扶桑社)に申し入れたことで、言論弾圧だと陰謀論に火がつき、さらに売り上げに貢献した構図は「パヨクの法則」のようです。

 ただ、その理由は事実誤認に基づくもので、現存する組織であり存命している人も多数あるので、その当事者として抗議する意味から出版社に申し入れるのは、ある意味真っ当。出版差し止めの仮処分申請と言った、裁判に訴えるのではありませんからね。

 そして会長の田久保忠衛氏が「言論」をもって反撃した緊急寄稿。

 で、この著者の菅野完氏。パヨクの「しばき隊」のメンバーだったという情報をネットでゲット。なんだ、目的ありきだったのね。

【怒り心頭】しばき隊に扶桑社が汚染されている件
http://ameblo.jp/nihonkaigi-yachiyo/entry-12095632872.html

 で、当人のTwitterみたらパヨクだから言葉遣いが下品。

 古谷経衡氏とか、安田浩一氏なんかの、右翼研究のふりしてDisった本を、左翼陣営が廻し読みして、手持ちの媒体で喧伝して権威を作り出すっていういつもの手法。そして出版停止の申し入れを、言論弾圧! と仲間が大騒ぎして「ニュース」として「宣伝」をする連係プレイ。新宿ベルクと同じ、左翼の手口です。

 ネット上では、産経新聞と関係の深い扶桑社が版元であることに首をかしげいる人も散見しますが、フジテレビを見るまでもなく、内部にパヨクは浸食しており、また、私の知る限りながら縁故入社が疑われる社員が多く、豊かな家庭の子息がパヨ化するのは、いつの時代も同じ。

 学生運動華やかりしころ、貧乏な家庭の子供らは、金の卵と持てはやされて、額に汗して働いていたもので、ブルジョワ批判をしていた連中は、相対的に富裕層のご子息で、それは今も変わりません。

 山田直樹氏による“戦後新宗教興亡史”も必読。先の菅野完氏の著書によれば、「日本会議」を牛耳っているのは「生長の家」ということになるのですが、山田直樹氏はこれをバッサリと切り捨てます。

“日本会議黒幕説は、一向に下がらない安倍政権支持率に苛立った批判派が、原発推進に向けるのと同様に拵えた陰謀論に過ぎない”

 彼のTwitterを見る限り、山田直樹氏に一票を投じます。

 最後に紹介するのはネトウヨ陣営から、発言がたびたび批判を受ける漫才コンビ「爆笑問題」の連載。

 ファンキー加藤の不倫にはじまり、舛添に移り、サミットで結びますが、流れるような展開からの、くだらないオチは、太田光の本領発揮。

 太田は「お花畑」を信じ、演じているように見えるんですよね。太田妻は本物のお花畑でしょうが。

月刊 Hanada 8月号「政治に活力を取り戻せ!」
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