慶応大学にとって乱交は異常ではなく、組織的にセカンドレイプを実行中

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 週刊新潮が「テキーラ陵辱」と名づけた慶応大学広 広告学研究会(広研)による集団暴行容疑。事件化はまだしていないので容疑としておきます。

 これを報じたテレビ朝日「モーニング・ショー」の人権意識を記しておきます。

 広研OBと名乗る顔を隠した人物が、音声も変えて釈明をはじめたのは、まぁ疑惑の段階における両論併記としては一定の評価を与えます。

 このOBは、いわば加害者の身内。そしてテレビに出ても良い、とはげせぬ。なぜなら、主犯格とも連絡を取る間柄で、現在の内部事情を知るものならば、年令も近いと推測され、一般社会人になっていたならペーペーが、身バレするリスクを越えて証言することへの違和感です。

 音声を変えてもイントネーションは変わらず、手の動き、肩の動かしかただけでも分かるもので、なにより「慶応大学出身の広研OBの若手」となれば数が限られます。

 するとヤバイ筋の人間かテレビ業界人。でもヤバイ筋にメリットはなく、反対にテレビ業界を筆頭に、マスコミは身内を守る習性が強く、仮に身バレしても「後輩思い」と評価を高めかねません。

 ま、いずれにせよ推論。

 問題の本質はこの広研OBの証言です。

1)リーダー格のSは真面目で礼儀正しい
2)大学は動画を見た上で(集団暴行の)処分をしていない
3)広研メンバーが被害者とされる女性(高畑淳子風)の情報を集め、合意の上での乱交だったと証明しようとしている

 まず、1に関してはなんの釈明にもなりません。「あんな真面目な人が・・・」とご近所が絶句した強姦犯に変態など掃いて捨てるほどいて、むしろ「変態らしい変態」のほうが少数派です。

 また、礼儀正しいとは上意下達は親しく、そこに義侠心がなければ、上の者は下に何をしても良いという発想に転嫁しやすく、後輩であり、また女性を根源的に見下している男にとって、女性の陵辱はむしろ整合性が生まれてきます。

 週刊文春によれば主犯格とされるSの両親は韓国人で、小学校の頃に来日したとあります。文化的な違いはここで論じませんが、童貞ながらモテキャラを吹聴するなど、こじらせている感が確認され、女性への歪んだ偏見を想像することは難しくありません。

 いずれによせ、真面目や礼儀正しいという評価は、性犯罪や陵辱の反証にならないということ。そして一番の問題は、「モーニング・ショー」のなかで、こうした批判が一切ないところです。

 広研OBはテレビ朝日、あるいは番組関係者なのか、と疑ってしまうほど、言い分を垂れ流していました。

 次の「2」が本当なら、慶応大学に可愛いご子息、ご息女を進学させてはなりません。

 陵辱犯どもは、強姦シーンを動画撮影し、さらにテレビ電話でライブ配信していたと広言しているようです。週刊文春によれば、いわゆる3Pで、詳述は避けますが女性は二人の野獣に同時に襲われていたことを、文春の記者は確認しいています。

 性癖を咎める野暮はしませんが、少なくとも慶応大学は「未成年の3Pは異常な行為ではない」と認めているということです。

 表立つことは少ないですが、性犯罪は女性だけでなく男性もターゲットにされます。3Pを、乱交を、「普通」と思う感性にしたくないのであれば慶応大学への進学は避けるべきでしょう。

 そしてもっとも許せないのが「3」です。

 証拠集めとは言葉を換えたリベンジポルノ、現在進行形のセカンドレイプです。

 騒動が報じられても、被害者女性だと知らなかった同級生にまで、「あの娘が被害者だ」と、写真入りで拡散しているというのです。

 女性は被害を訴えています。広研の学生どもが、仮に主犯格とされるS他の助命嘆願、あるいは無実を訴える「署名」を集めているのならば、それは一つの救済策でしょう。

 ところが、あろうことか広研OBの証言に寄れば、顔写真入りで女性が「合意で乱交した」という証拠集めをしていると言い、その証拠の一つが、被害者女性が男性と交わした会話とかで、言葉を選ばずに言うなら「尻軽女」「淫乱女」とする証言を集めているということです。

 このバカOBをみての心証は真っ黒です。

 そもそも合意の上といいながら、酩酊させた理由はなんだ。つまり抵抗できない状態にして陵辱し、朦朧とした意識を理由に和姦だと丸め込むつもりだったのでしょう。

 古今東西、女を酔わせる男の目論見などこんなものです。
 ただし、だからといって襲うかどうかは別次元の話し。

 慶応大学は大学側が3Pを異常と見なさず、OBは身バレを怖れず強姦の正当化に奔走し、現役は組織的にセカンドレイプを行う。これが慶応大学、ということです。

 むろん、そうでない慶応大学生、およびOBが圧倒的多数でしょうが、今朝の「モーニング・ショー」を見る限り、そういう偏見を私は抱き続けます。

 一万歩譲って、大学も含めた加害者サイドにだって、盗人にだって三分の理があるように、言い分もあるとしたとして、現在進行形のセカンドレイプに対して、苦言を呈さない、番組出演者、MCから順に羽鳥慎一、宇賀なつみ、コメンテーターの高木美保、玉川徹(敬称略)らは、広研OBの証言に消極的ながら賛意を示しているということ。

 犯罪は論外なれど、思想の自由は、私のそれが守られる限り同様に尊重しますが、日頃、人権とか声高にさけぶ連中にとっての人権、女性の人権、差別って、選択的なんだよね、とまざまざと見せつけられた木曜日の朝でした。

■追記

 ここから追記。被害者女性のことを考え、必要最小限にしましたが、こちらの表現で女性の弁護士がテレビ朝日「モーニング・ショー」に抗議したと産経新聞が報じています。

■女性側弁護士がテレビ朝日に抗議「被害者の同意があったと誤認させる表現がある」
http://www.sankei.com/affairs/news/161021/afr1610210003-n1.html

 女性が蹂躙される動画を見た広研OBなる人物は語ります。

「言っちゃアレですけどAV見たいな」

 これをそのまま流すテレビ朝日、そして抗議しない羽鳥慎一、宇賀なつみ、コメンテーターの高木美保、玉川徹(敬称略)らの人権意識を胸に刻んでおきます。

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