#サンデーモーニング における「若者像」の誤解と矛盾と傲慢を指摘する


2017年6月11日放送の『サンデーモーニング』で、珍しく事実が放送されていて目を惹きました。安倍政権のいまだに高い支持率の背景に若者の支持があるとのこと。取材に応じた若者の声は「積極的支持ではなく、野党にくらべてマシ、仕方なく」てな感じ。

これは永遠の真実。とりわけ若者の多数が政治に熱中した時代は日本では皆無です。幕末の維新はかなりそのイメージがあるとはいえ、いまでいう思春期に元服し、平均寿命の短い時代というのもあり、なによりその後の政治支配者は、いわゆる薩長土肥が占めることとなり、オラが郷土の英雄による「正史」づくりとはいささか過言でしょうか。

なにより流通を生産、商売を支えた庶民が、生活を支えたからこそ、文明開化が花開いたのです。

そして安保闘争をはじめとした団塊世代の学生運動は、同時代の同世代の比率でいえば少数の反乱。「金の卵」と呼ばれて集団就職した若者は、額に汗して働いていたのは、今の朝の連続テレビ小説『ひよっこ』からも明らかです。

ここに、マスコミと世論が乖離する理由のひとつがあります。

名前を挙げると切りが無いので割愛しますが、いま重鎮としてマスコミを徘徊しているコメンテーターや元記者に「学生運動崩れ」を見つけることは造作のないこと。そして彼らに「見初められた」連中が、若手コメンテーターとしてメディアを賑わせます。つまり旧態依然とした左派と、それに従う若者(大半が中年ですが)、すなわち「特殊な人たち」の考えが、額に汗して働く庶民と同じ意見になるわけがありません。

そんな一人がゲス不倫を晒された荻上チキ氏。

「世論と政治がマッチしにくい状況に今の日本がなっている。森友学園や加計学園の問題は説明が足りないと多くの人が答える。共謀罪や安保法制は問題だという意見がでてくるが国会に反映されない(要旨、以下同)」

議席数という世論(民意)とリンクしていることに気がつかないようです。

「世論とずれているのに支持率が高いのは、経済で選ぶならそこしか選択肢がない。経済は経済、他の議論は他の議論と汲み取っていけるような政治制度や議会の仕組みを作り替えなくてはならない」

荻上チキ氏はご存じないのでしょうか。新聞社による世論調査とは、社論の傍証に用いるための作為が盛り込まれ、集計により都合よく切り取れるようになっている、とはマスコミの常識。メディアリテラシーに属するもの。

仮にこうしたメディアリテラシーを持ちながら、先の意見を述べたのなら、こう翻訳することができます。

「自分たちの主張が反映されないから制度を変えろ」

どれだけ傲慢なのでしょうか。

荻上チキ氏は「支持率の高さは経済が良いから」に収束されたのですが、説明を整理すると「安倍政権の経済政策はすこぶる順調」ってこと。デフレ経済による失われた20年を思えば

「四半世紀ぶりに成功した経済政策」

となり、安倍政権へのよいしょのひとつも言えと言いたくなります。人間、感謝の気持ちは持ち続けたいものです。

 VTRが終わりスタジオにもどり、コメンテーター各氏が意見を述べるのですが、田中秀征、姜尚中、大宅映子、大崎麻子諸氏の意見をまとめると「若者はバカ」ってことで落着。

 それぞれの理由付けに賛同はできないけど、結論に異論はない。だって、それ自分たちもそうだったから。若者に智慧や経験がないのは当然のことで、それを安倍政権の高い支持率の理由とするなら、

「俺たち頭が良いから安倍を支持しない」

っていっているのと同じ。ならば、正真正銘のバカはどっちか。智慧や経験の不足は、心がけによりいくらでも補うことができますが、己を完璧と定義した時点で、成長は止まります。

そんな賢い連中のレベルを表していたのが大崎麻子氏の発言。

「安倍政権が若者に高い支持を受けているのはわかる。本来リベラルの政策をやっているから」

その前段のVTRのまとめとして、関口宏(芸人は敬称略)は「変化を嫌う若者」と紹介していたのね。リベラルとは「自由」を語源としますが、政治信条では「改革派」に属するもの。だからダブスタ。わずか10分もしない、舌の根の乾かぬうちに正反対のこと言いますが、ある意味いつものこと。

レベルとはこちらの2つ。

「若者=リベラル」とは、それは「リベラルな若者」との混同で、次に「安倍政権がリベラル」。安倍政権だからリベラルなのね。

《日本の安倍晋三とドイツのアンゲラ・メルケルという、リベラルな戦後秩序を支持する2人の指導者の肩にかかっている。》

 とは外交専門誌『フォーリン・アフェアーズ・リポート』からの引用。安倍首相の愛国心って世界の政治指導者において常識で、そこを「極右」と設定したことが、パヨクの敗北を運命づけたと言えます。

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