以前読んだ本と似ている。著者はそもそもセブンイレブンに関する書籍を書いているため、なんだか聞いた、読んだことばかりであった。考え方はよいと思うが、実際に活かせるのかは疑問。
中期計画を作らないというが、それはそれでよいとして、企業や株主に対してはどのように説明をするのか?本当はしっかりと計画は組んでいるはずで、本音と建前がありそうである。

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鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」 セブン-イレブン式脱常識の仕事術 単行本 – 2005/1/21
勝見 明
(著)
なぜ、努力しても顧客心理が読めないのか?「仕事のウソ75」を解剖。
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社プレジデント社
- 発売日2005/1/21
- ISBN-104833450070
- ISBN-13978-4833450072
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」
セブン‐イレブン・ジャパン会長の鈴木敏文氏が指摘する数々の「本当のようなウソ」を、そのユニークな発言の中から抽出、氏の語る「75の真実」として紹介している。商品の完売は喜ぶべきことか? 挑戦を始めたら寝食を忘れてのめり込むべきか? さて、これらは本当のようなウソ? それとも真実?
セブン‐イレブン・ジャパン会長の鈴木敏文氏が指摘する数々の「本当のようなウソ」を、そのユニークな発言の中から抽出、氏の語る「75の真実」として紹介している。商品の完売は喜ぶべきことか? 挑戦を始めたら寝食を忘れてのめり込むべきか? さて、これらは本当のようなウソ? それとも真実?
(日経ベンチャー 2005/03/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : プレジデント社 (2005/1/21)
- 発売日 : 2005/1/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 245ページ
- ISBN-10 : 4833450070
- ISBN-13 : 978-4833450072
- Amazon 売れ筋ランキング: - 103,171位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 202位ビジネス人物伝 (本)
- - 4,100位ビジネス実用本
- - 5,913位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「本当のようなウソ」って、知らず知らずのうちに使われています。
言っている本人に自覚がないので、それがまかり通ってしまうのが非常に怖い。
”仕事が忙しいので出来ません”
これも「本当のようなウソ」のひとつなんでしょう。。。
この言葉を発する部下に「(私が)否定できない、最高の殺し文句だね」といつも言っています。
「本当のようなウソ」を放置すると、企業はどんどん弱体化していく。
「本当のようなウソ」であることを自覚し、自覚させる重要さをこの本は説いています。
”新しいことを始めるときは、誰の意見も聞いてはいけない。
その意見は、過去の経験によるものだから・・・”
この言葉、インパクトありました。
確かに新しいことを始めようとすると、多くの抵抗勢力と失笑に飲み込まれそうになりますもん。
言っている本人に自覚がないので、それがまかり通ってしまうのが非常に怖い。
”仕事が忙しいので出来ません”
これも「本当のようなウソ」のひとつなんでしょう。。。
この言葉を発する部下に「(私が)否定できない、最高の殺し文句だね」といつも言っています。
「本当のようなウソ」を放置すると、企業はどんどん弱体化していく。
「本当のようなウソ」であることを自覚し、自覚させる重要さをこの本は説いています。
”新しいことを始めるときは、誰の意見も聞いてはいけない。
その意見は、過去の経験によるものだから・・・”
この言葉、インパクトありました。
確かに新しいことを始めようとすると、多くの抵抗勢力と失笑に飲み込まれそうになりますもん。
2015年5月25日に日本でレビュー済み
コンビニ最大手のセブン・イレブンの創設者・鈴木敏文氏(1932年生まれ)の経営姿勢と営業方針などを知ることができました。
p1「消費は経済学でなく、心理学で考えなければならない」
アメリカのハーバード・ビジネススクールで取り上げられているのは、日本ではトヨタ自動車とセブン・イレブンくらいとのこと。
圧倒的強さの源泉は「仮説創出力」であり、「対話力」の重要性と効果の姿を見ることができました。
p171「漫談」と「対話」は、どう違うのか?
社内の会話、コミュニケーションは大切です。その話題の舵取りが問題です。
新しい仮説は「勉強」からは生まれない。「勉強」は過去の経験をなぞるにすぎない。
この言葉は、新しい事業を切り拓く鈴木敏文氏のトップの言葉です。
ここに付加価値を創造するコンビニの姿がある。
p1「消費は経済学でなく、心理学で考えなければならない」
アメリカのハーバード・ビジネススクールで取り上げられているのは、日本ではトヨタ自動車とセブン・イレブンくらいとのこと。
圧倒的強さの源泉は「仮説創出力」であり、「対話力」の重要性と効果の姿を見ることができました。
p171「漫談」と「対話」は、どう違うのか?
社内の会話、コミュニケーションは大切です。その話題の舵取りが問題です。
新しい仮説は「勉強」からは生まれない。「勉強」は過去の経験をなぞるにすぎない。
この言葉は、新しい事業を切り拓く鈴木敏文氏のトップの言葉です。
ここに付加価値を創造するコンビニの姿がある。
2005年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私見ではあるが、今まで20年以上企画業務に携わってきてた個人的経験からも、マーケティングやものづくりの観点で唯一100%近く共感できる考え方を持つ人物はこの鈴木敏文氏以外にはいない。
論理的に見えるが机上の空論ばかりで、実際には全く役に立たない昨今のビジネス書の中にあって、鈴木氏の実践と実績に基づいた本音の考え方がひと際輝いて見えるのは私だけだろうか。
「新しい課題を解決しようとするとき、最大の阻害要因は過去の成功体験である」、「前例のない新しいことを始めるときには人の話を聞いても仕方がない」、「セブンイレブンには中長期的な計画は存在しない」など、この本はたくさんの魅力的な文章で埋め尽くされている。
1年先も予測できない激動の世の中にあって、私の知っている二流メーカーは相変わらず10年先のビジョンから施策をブレイクダウンするという、ほとんど使い物にならないアメリカの理論を未だに活用している。アメリカかぶれもいいところだ。本家アメリカのセブンイレブンを立て直した鈴木氏の爪の垢でも煎じて飲めば考え方が変わるかもしれないが。
鈴木敏文氏のような考えを持つ経営者がいることを同じ日本人として本当に誇りに思う。
論理的に見えるが机上の空論ばかりで、実際には全く役に立たない昨今のビジネス書の中にあって、鈴木氏の実践と実績に基づいた本音の考え方がひと際輝いて見えるのは私だけだろうか。
「新しい課題を解決しようとするとき、最大の阻害要因は過去の成功体験である」、「前例のない新しいことを始めるときには人の話を聞いても仕方がない」、「セブンイレブンには中長期的な計画は存在しない」など、この本はたくさんの魅力的な文章で埋め尽くされている。
1年先も予測できない激動の世の中にあって、私の知っている二流メーカーは相変わらず10年先のビジョンから施策をブレイクダウンするという、ほとんど使い物にならないアメリカの理論を未だに活用している。アメリカかぶれもいいところだ。本家アメリカのセブンイレブンを立て直した鈴木氏の爪の垢でも煎じて飲めば考え方が変わるかもしれないが。
鈴木敏文氏のような考えを持つ経営者がいることを同じ日本人として本当に誇りに思う。
2005年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「鈴木敏文の統計心理学」の著者による鈴木哲学入門書第二弾。前著を読んでいる人には重複する部分も出てきますが、そういった部分にはそんなにページ数を裂いておらず、前著の復習とか再確認と言った程度に押さえられているので、買って損はしません。
鈴木氏の言葉自体や著者の語り口も難しい言葉を一切使っていないので、普段経営書関連を読みなれていない人にもお勧めできます。
「経営哲学」というよりは「哲学」そのもの。読むと、ビジネスマンとしての自分と同時に「人として」の自分を考えてしまうところに、この本の良さがあると思います。
鈴木氏の言葉自体や著者の語り口も難しい言葉を一切使っていないので、普段経営書関連を読みなれていない人にもお勧めできます。
「経営哲学」というよりは「哲学」そのもの。読むと、ビジネスマンとしての自分と同時に「人として」の自分を考えてしまうところに、この本の良さがあると思います。
2009年10月5日に日本でレビュー済み
「顧客ニーズの多様化」とか「競合他社の攻勢」などなど、営業上売れない理由を挙げるには事欠きません。私も何度その言葉を口にし、そして何度耳にしてきたことか…。
この本との出会いはそうした私の思い込みや言い訳を根本から覆してくれました。本の内容に触れることは差し控えますが、本書はこうした私たちが言い訳にしてきたことの「ウソ」を的確に指摘してくれ、考え方の転換を促してくれます。
本書と出会って3年ほど経ちますが、いまだに悩んだり困ったりしたときはこの本を開きます。そして鈴木氏が指摘する「ウソ」に自分の直面する課題を照合し、解決策を考えています。
営業現場にいる方はもちろん、マネジャーとなった方には是非手にとっていただきたい一冊だと思います。
この本との出会いはそうした私の思い込みや言い訳を根本から覆してくれました。本の内容に触れることは差し控えますが、本書はこうした私たちが言い訳にしてきたことの「ウソ」を的確に指摘してくれ、考え方の転換を促してくれます。
本書と出会って3年ほど経ちますが、いまだに悩んだり困ったりしたときはこの本を開きます。そして鈴木氏が指摘する「ウソ」に自分の直面する課題を照合し、解決策を考えています。
営業現場にいる方はもちろん、マネジャーとなった方には是非手にとっていただきたい一冊だと思います。
2005年1月29日に日本でレビュー済み
ビジネス書はそんなに好きではないが 鈴木敏文関係の本は読むようにしている。また 読んで失敗したと思うことが少ない。
何が面白いかというと 鈴木の人間洞察力が非常に現実的で面白いからである。確かに心理学者も「消費者の心理」であるとか 「現代の気質」等はいくらでも論じているわけだが 鈴木が決定的に違うことは 自分の「仮説」をセブンイレブンという実際の店舗で「実験」しているところである。売上の結果という形であがってくる数字は あらゆるアンケートであるとか有識者の意見を超えて 目に見えるものであることは 紛れも無い事実である。
「消費者は何に重きを置くのか」「消費者は何を求めているのか」と書くと立派なビジネス書だが 「消費者」を「人間」と置き換えてみると 即 心理学、哲学、宗教書である。そう考えると 鈴木がセブンイレブンという「実験室」で行って 得てきたデータは 人間洞察の宝庫であると言っても 果たして否定できようか?
何が面白いかというと 鈴木の人間洞察力が非常に現実的で面白いからである。確かに心理学者も「消費者の心理」であるとか 「現代の気質」等はいくらでも論じているわけだが 鈴木が決定的に違うことは 自分の「仮説」をセブンイレブンという実際の店舗で「実験」しているところである。売上の結果という形であがってくる数字は あらゆるアンケートであるとか有識者の意見を超えて 目に見えるものであることは 紛れも無い事実である。
「消費者は何に重きを置くのか」「消費者は何を求めているのか」と書くと立派なビジネス書だが 「消費者」を「人間」と置き換えてみると 即 心理学、哲学、宗教書である。そう考えると 鈴木がセブンイレブンという「実験室」で行って 得てきたデータは 人間洞察の宝庫であると言っても 果たして否定できようか?
2005年7月4日に日本でレビュー済み
セブン-イレブンは日本初のコンビニエンスストアであり、店舗数も、来店者一人当たりの売上額(客単価)も業界トップを走り続ける優良企業です。私自身はコンビニ業界と何の関係もないのですが、「本当のようなウソを見抜く」というタイトルに惹かれて手に取りました。なにせ「仕事のウソ75」を解剖してくれるのですから。
はじめに出てくるのは「顧客のため」というウソです。「顧客のため」と言う人ほど、実は自分の立場を正当化するために「顧客」を持ち出す傾向がある、という鈴木氏は、社内で「顧客のため」という言葉を禁止し、「顧客の側に立って考える」ように指示しているそうです。
また、アルバイト店員にも発注業務を担当させ、明日はどんなお客様が来店するかというシミュレーションに基づいた仮説作り、仮説が正しかったかどうかの検証を繰り返している。その中で培われていくものが各店舗の財産だ、という話を初めて聞きました。
NHKのプロジェクトXでセブン-イレブン第1号店をオープンした前後の苦労話を紹介したことがありました。(もう5年も前の放送なんですね)
この番組は、無名の主人公たちの活躍でプロジェクトが成功する、というストーリーに則っていますから、鈴木氏も「群像の一人」として扱われていました。
本書を読むと、やはりこの人は普通の人じゃないな、と感じましたが、鈴木氏は「オレが頭脳だ。みんなは何も考えずに付いて来い」というタイプではありません。著者の勝見氏が指摘しているように、セブン-イレブンの経営は現場の第一線で「知」(計画や評価などの思考部分)と「行」(実行部分)を一体化させる経営です。
自らの経営センスに絶対の自信を持ちながらも、組織の末端まで自分で考えて行動することを求める。
これは、もう、毎日がプロジェクトXの繰り返しですね。
はじめに出てくるのは「顧客のため」というウソです。「顧客のため」と言う人ほど、実は自分の立場を正当化するために「顧客」を持ち出す傾向がある、という鈴木氏は、社内で「顧客のため」という言葉を禁止し、「顧客の側に立って考える」ように指示しているそうです。
また、アルバイト店員にも発注業務を担当させ、明日はどんなお客様が来店するかというシミュレーションに基づいた仮説作り、仮説が正しかったかどうかの検証を繰り返している。その中で培われていくものが各店舗の財産だ、という話を初めて聞きました。
NHKのプロジェクトXでセブン-イレブン第1号店をオープンした前後の苦労話を紹介したことがありました。(もう5年も前の放送なんですね)
この番組は、無名の主人公たちの活躍でプロジェクトが成功する、というストーリーに則っていますから、鈴木氏も「群像の一人」として扱われていました。
本書を読むと、やはりこの人は普通の人じゃないな、と感じましたが、鈴木氏は「オレが頭脳だ。みんなは何も考えずに付いて来い」というタイプではありません。著者の勝見氏が指摘しているように、セブン-イレブンの経営は現場の第一線で「知」(計画や評価などの思考部分)と「行」(実行部分)を一体化させる経営です。
自らの経営センスに絶対の自信を持ちながらも、組織の末端まで自分で考えて行動することを求める。
これは、もう、毎日がプロジェクトXの繰り返しですね。