足立区のホームページ屋さん

明らかになるまで問題は存在しない|ITジャーナリスト宮脇睦によるIT時評「伸びる会社は知っている」

明らかになるまで問題は存在しない|伸びる会社は知っている(第122号)

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■第122号明らかになるまで問題は存在しない

インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。

2007年2月17日発行号
目次♪

1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→明らかになるまで問題は存在しない
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。本質は何か〜
3:実践テクニック編!〜作業効率を追求していますか(1)〜
4:プロが教えない話外伝!〜上ばかり見ている〜

それでは始まりです!!!

1:新着情報

■昨年寄稿した「ウェブ担当者現場のノウハウVol.3」の記事が
 ウェブで公開されました。

『ウェブ進化論』で語られなかった地に足の着いた企業ウェブサイ
トの運営と取り組み
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/02/16/628

■Web担心得其の九
「リアルビジネスのSEOは営業戦略から考える」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/02/14/854

2:伸びる会社は知っている!〜明らかになるまで問題は存在しない〜

「銀座の街の中をマラソンランナーが走っている姿を見たいねぇ」という高橋尚子さんや有森裕子さんを育てた陸上の小出監督の一言から始まったのが、明日行われるの「東京マラソン2007」だと石原慎太郎都知事はいいます。
 
「アトムを作りたかった」からできあがったのはホンダの「アシモ」ですし、「ガンダム」からは榊原機械株式会社のランドウォーカーが生まれました。
 ランドウォーカーとはクッションボールが射出される「エアー砲」を2式で武装した搭乗型2足歩行ロボットです(http://www.sakakibara-kikai.co.jp/products/other/LW.htm)。
 
 チキンラーメンもそうですが「作りたい」という気持ちと、「仕上がり」のイメージをしっかり持っていたことが成功の条件といえます。
 これも「結論思考」の一つです。
 アトムから逆算して「自律型二足歩行」を研究し、銀座にマラソンランナーを走らせるために海外のマラソンイベントを研究したということです・・・東京マラソンはオリンピック誘致という結論からかも知れませんが。
 
 商売用ホームページを運営する上でも「結論」から導き出すのは重要な作業です。
 ところがそれができているところはほとんどありません。
 「結論」とはこのホームページをみた人がどういうアクションをおこしてくれるかです。
 
 契約なのか問い合わせなのか注文なのか、「全部」は理想的ですが夢想に過ぎません。
 アシモの例でいうなら「ロボット」といっても「鉄人28号」ならリモコン操作ですし、「ガンダム」なら搭乗者が必要となり、どこから手をつけて良いかわかりません。
 しかし、あくまでアトムを目指したから「自律二足歩行」という最初のハードルが定まったのです。
 
 実は商売用のホームページは万能ではありません。
 契約用、問い合わせ、販売と作り方が少しずつ異なります。
 ところが、多くのホームページが「全部」を目指した作りとなっていることから、「課題」がみえてきません。
 そしてこれは日本人の気質によるところですが、課題や問題が明らかになるまで問題は存在しないと考えることです。
 だからホームページからの注文や問い合わせがなくても、何が「結論(ゴール)」かを決めていないことから「顕在化」しません。
 
 あえていいましょう。
 商売用ホームページをだしておいて儲かっていないということはそれ自体が問題なのです。
 
 広報や告知目的の一部上場企業の「イメージ広告的ホームページ」は広告代理店が儲けて、担当部長や役員が悦に浸り、社員「俺の会社すごいぜ」と思いこむ福利構成的な役割を果たしますが中小企業には害悪でしかありません。
 
 商売用ホームページのポテンシャルを活かせば、まだまだ楽勝の市場は沢山眠っています。
 
     

<つづく>
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3:閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。本質は何か〜〜

 先日、足立入谷にできた「夢庵」で食事をしました。
 ファミレスにしてはしっかりとした味で満足しました。
 が、「接客」は最悪です。

 社員とおぼしき給仕は店内を走るは、同席者が食事中に「お下げしてよろしいですか」。

 接客担当の仕事とは、「餌」を配給して片づけることではありません。
 お客様に喜んで貰う為に存在しているのです。

 ファミレスに要求することではありませんが、もったいないと。
 味が良いだけに。

<つづく>
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3:実践テクニック編!〜作業効率を追求していますか(1)〜

 ホームページを作るのに(ソフトは)何を使っていますか? と質問すると最近では「ホームページビルダー」という答えが圧倒的で、一部ドリームウェーバーやゴーライブなどとあがります。
 
 先日、近所の小学校にボランティアで出向き、教師にホームページの作り方をレクチャーしてきたのですが、このときホームページビルダーを使ってみてビックリ。
 
「これじゃぁ分かるわけないや」
 確かに何も知識のない人にとっては便利なソフトかも知れませんが、ホームページがどんな仕組みで表示されているかが分からないために、ものすごい「ロスタイム」を発生させているのです。
 サッカーのロスタイムは永くても3分ぐらいで、試合毎に精算されますがすが、作業時間のロスタイムは永遠に積算されます。
 
 わずか10秒のロスでも同じ作業を6回繰り返せば1分ですし、それを10日で10分です。
 
 便利なソフトにより人生をロスしていることがあります。

<つづく>
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4:もっと実践編!〜上ばかり見ている〜

 今年から来年にかけて「ゴールドラッシュ」がやってくる予感があります。
 「ズバリ言うわよ」並に根拠のない漠然としたものですが、商売用ホームページのお手伝いをしていて感じるのです。
 
 2005年に席巻した「ブログバブル」に、2006年のmixiにWeb2.0プチバブルのお陰で、インターネットの世界のビジネスプレイヤーが「上ばかり見ている」からです。
 
 そして「下」というと語弊があるのですが、ネットの世界に明るくない人は「ブログ=遊び」だったり、「ブログ=続けられない」とITバブル崩壊後に訪れた「ホームページは役立たず論」と重なって見えるのです。
 
 「インターネット利用者」は確実に増えています。
 楽天が創業以来の減益と報じられましたが、「会計」の問題で楽天市場は相変わらずの絶好調です。
 つまり、生活にインターネット(ホームページ)が浸透している一方、商売として提供されているホームページの絶対数が不足しているから三木谷さんが笑うのです。

<つづく>
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