インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2007年06月23日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→カレーセットがない幸楽苑。素晴らしい
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。つまずく理由〜
3:実践テクニック編!〜作業効率を追求していますか(18)〜
4:プロが教えない話外伝!〜ウソを平気で語るCGM〜
それでは始まりです!!!
■ビリーズブートキャンプの真実。緊急公開しました
ビリーズブートキャンプに見る本当の伝え方
http://www.mic-japan.co.jp/home/BLOG/archives/cat22/index.html
■Web担心得其の弐十七
「続きはWebで。どーする? 顧客をつなぐブリッジ作り」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/06/20/1508
ライブドアの株をもっていたことは、著作にエピソードを盛り込め、TBSが取材に来たりと株価では損をしましたがトータルでは黒字と見ています。
5月末には「新生ライブドア株」も郵送されてきて、「未公開株の株主」とほくそ笑んでおります。
そしてもともとライブドアの急騰で儲かった分だけを買っていたので、金銭的な収支はトントンということで丸儲けなのです。
そして今も「株」は続けていますが、「投機」から「投資」にスタンスを変えて、気に入った企業を応援するつもりでやっております。
ついでにちょっとおまけが貰えればと。
近所に「幸楽苑」という格安ラーメンチェーンがオープンしてすぐはオペレーションがとても悪く、しばらく足が遠のいていましたが「290円」という新価格が発表され興味をそそられました。
意地悪にも安かろう悪かろうが加速するのをこの目でチェックするためです。
ところがビックリ、どんどん改善されているのです。
東証一部に上場している幸楽苑(7554)の情報を集めると、なるほどとうなずく取り組みがされています。
ラーメンを290円にしてから、客単価を向上できずにもがいていました。
以前は390円販売していたものを100円(約25%値引き)下げたので粗利率が悪化していたのです。
そこで現場復帰した創業者はメニューを一新しました。
中身ではなくレイアウトをです。
看板メニューということから、メニューの表紙や目立つ場所に配していたラーメンをざるラーメン(冷やしつけ麺)に変更し、並びも価格ではなくとんこつ、味噌、塩、醤油と味付けで区切る形にしたのです。
メニューは上か順番に見ていきますので、最初に290円があるとそこで止まってしまいますが、並びを変えることでラーメン以外の露出を高めたのです。
結果、客単価は上昇しました。
と、これは株主になった後に知った話しですが、改善をみて応援したくなりぷち株主になっています。
株主になると決算毎に優待券がとどきます。
先日、この優待券をもって幸楽苑へいきメニューを見るともう一つ発見が。
カレーセットがない幸楽苑。
素晴らしい。
半チャーハンとラーメンの「半チャンラーメン」は幸楽苑の登録商標で、他にも餃子を組み合わせた色んなセットメニューが並びます。
ところがカレーとラーメンのセットはありません。
何でも安くするのが顧客サービスではないという姿勢が素晴らしいのです。
チャーハンをセットにしているからカレーもというのは、前号で指摘した「学校」の悪平等からくる非常識なのです。
商売では。
数年前、ヤフー掲示板で営業相談を受けていました。
ところが匿名という仮面をかぶった連中が容赦のない、そして執拗な攻撃を仕掛けてきます。
真面目に答えることがバカバカしくなり掲示板から足を洗って、営業についての考えをまとめた小冊子をつくりました。
自分の考えが売れるということを知りました。
匿名を面白がり、タダで都合の良い教えを請う人と住む世界が違ったのが躓いた理由だったのです。
最初の勤めから会議で黙っているのが苦手でした。
自分の主張したいことがあればいいたくもなりますし、自分に不利なときに黙っているのは「卑怯者の所作」と、あえて火中の栗を拾っったものです。
最後の勤務先では月に一回営業部全体の会議がありました。
全体の売上報告、粗利、前年対比などを管理者が読み上げ、大口クライアントの数字状況を営業部長が総括するまで前半戦で、残りは課題などを話し合うのですが、問題提起は会議の場で配られるレジメがスタートです。
根回しという大人の交渉術で、事前に中味を知っていることもありますが、会議の中での読み上げが必ずおこなわれます。
20代の折り返しを過ぎて社会復帰したので大人の所作も多少は理解していたので、入社2年は大人しくしていましたが、この会議にいらだちを覚え効率化を考えました。
企画・制作部署を立ち上げて、月にたった一回でもだらだらした時間が用意できなくなったからです。
ミックで緊急集中連載した「ビリーズブートキャンプ」の記事が通常の10倍以上のアクセスだったと担当者から連絡が入りました。
時期を逃したらこれだけは稼げなかったことでしょう。
私はビリーズブートキャンプの愛用者ですが、しかしあの通販番組の中味には懐疑的で、自分でチャレンジしたことであの番組の「本当」の使い方の巧みさがわかりました。
そしてもう一つ分かったことは、まだまだテレビは面白い。
私がビリーに注目したのが今年の2月ではじめたは3月、ネット通販が盛り上がったのが4月からで、直後から数々の「ブロガー」が未体験なのに嘘の宣伝をしまくりました。
文面を見るとビリー体験者と、ニセモノは区別がつくものです。
アフェリエイトという小遣い稼ぎのために、痩せた痩せたと喧伝していました。
5月中頃から有名人達がビリーを語りはじめ、ワイドショーで紹介され一気に全国区へ。
ウソを平気で語るCGM(ブログなど)より完全に作るテレビの方が面白いです。
やっぱり。
ビリーズブートキャンプに見る本当の伝え方
http://www.mic-japan.co.jp/home/BLOG/archives/cat22/index.html