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自分の波の探し方を見つける|ITジャーナリスト宮脇睦によるIT時評「伸びる会社は知っている」

自分の波の探し方を見つける|伸びる会社は知っている(第140号)

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■第140号自分の波の探し方を見つける

インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。

2007年06月30日発行号
目次♪

1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→自分の波の探し方を見つける
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。不安を感じたら笑え〜
3:実践テクニック編!〜作業効率を追求していますか(19)〜
4:プロが教えない話外伝!〜社内のパワーバランスで迷子〜

それでは始まりです!!!

1:新着情報


■ビリーズブートキャンプの真実。緊急公開しました
掲載ブログ上半期で全4エントリー首位を独占!
http://www.mic-japan.co.jp/home/BLOG/prof_rank.html

ビリーズブートキャンプに見る本当の伝え方
http://www.mic-japan.co.jp/home/BLOG/archives/cat22/index.html

■Web担心得其の弐十八
「ポイントは絶対儲かる金の卵。囲い込みだけじゃない大人の事情」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/06/28/1542

2:伸びる会社は知っている!〜自分の波の探し方を見つける〜

 私の書いたビリー・ブランクス来日記念緊急連載「ビリーズブートキャンプに見る本当の使い方(全4回)」が上半期の1位から4位を独占しました。
 http://www.mic-japan.co.jp/home/BLOG/prof_rank.html
 記事自体は5月には納めており、あとは先方のタイミングで掲載する予定だったのですが、来日しテレビに出演しまくるというので無理をいって公開を前倒しにしてもらいました。

 流行は時期を逃してはいけません。
 これを頭で分かっている人は多いのですが「感覚」で理解している人は多くありません。
 
 チラシ広告の企画制作をはじめた際に、いわゆる大手広告代理店のような「仕掛ける」ことばかり考えていました。
 結果はすぐに表れました。
 効果はありません。
 
 新しい言葉を紡ぎだし、斬新なテーマを提示したチラシを作っても売れないのです。
 
 そりゃぁそうです。
 大手代理店の「仕掛け」というのは億以上のお金が動くビッグビジネスで、テレビ・雑誌にムリヤリ登場させたりして力業で流行させますし、運悪く流行しなければ、次のビッグプロジェクトを発動させてなかったことにします。
 同じことをチラシだけでできるわけがありません。
 
 広告ビジネスの仕組みを理解していくウチに「仕掛け」が無謀だと知り、試行錯誤の末「乗る」を覚えました。
 
 流行に乗る、時代に乗る、季節に乗るなどなど。
 サーフィンのようなやり方です。
 モーニング娘。
 、ワールドカップ、オリンピック、二十四節気、さよなら20世紀というのもありました。
 ポイントは早すぎないように、遅くては無意味というタイミングの捕まえ方です。
 すると「たかがチラシ」でも効果を得られるのです。
 そしてチラシに限りませんでした。
 
 例えるなら大手広告代理店が豪華客船「飛鳥」なら、その航跡から立つ波に乗るサーファーです。
 飛鳥が通らなければ、自然の波を待てば良いですし、タンカーでもイージス艦でもOKです。
 つまり、自分の波の探し方を見つけておけば、大手にぶら下がる必要も、凪の海で慌てることもありません。
 
 記事の前倒し公開が決定すると同時に、私のもっている広報チャネルはすべて使ってお知らせしました。
 メルマガ、FAXマガジン、ブログ、私的メール、口頭などなど。
 これはサーフィンの「パドリング」です。
 良い波が来てもその速度に併せることができなければ波には乗り切れないのです。
 
 流行に踊らされるのは難しくありません。
 しかし、その波を捕まえるのは練習が必要です。

<つづく>
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3:閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。不安を感じたら笑え〜〜

 ここ数年のヒット映画などは「泣き物語」で、特に不治の病などでの死者への涙が流行しているのは「死」のリアリティがなくなったことが理由です。
 日常に死が溢れている環境では笑えるものや元気になる作品が好まれるのです。

 不安も同じ。遮二無二に働いたり戦ったりしているときは不安を感じている暇がありません。

 不安を感じるのは余裕ができたから。

 余裕があるのです。一回笑ってみましょう。

<つづく>
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3:実践テクニック編!〜作業効率を追求していますか(19)〜

 企画を立て制作進行をするようになると、なにがどう動いているのかに神経を払うようになります。
 印刷物で言えば、デザイン事務所と印刷所のスケジュールを抑えておかなければ、穴が空くこともありますし、打ち合わせが重なると和泉流宗家となってしまいます。
 
 会議の最中、聞いている振りをして別の企画を考えていたときのことです。
 
 私は子供頃からの特技で、別のことを考えながら人の話を聞くことができるのですが、とある方は「反対」と言っていたはずなのに、論を延べ終わる頃には「賛成」となってます。
 日本人的な曖昧さかと、右から左へ受け流していたのですが、議案の半分ぐらいは話し始めと終わりが違うのです。
 
 次の会議の時、この方の発言を受け流さずに最初から最後まで一挙手一投足を見てみることにしました。
 そして納得。
 
 自分の意見を述べているというアピールです。

<つづく>
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4:もっと実践編!〜社内のパワーバランスで迷子〜

 ミックの担当者とメールのやり取りをしていて改めて難しく面白いなぁと思うのが、「正しいホームページの作り方」なんてないのだと。
 
 私は社長しかいない会社から1000人以上の従業員の企業、鹿児島から札幌に広がる支部を持つ団体までを手伝っており、それぞれに最善の方法を検討して提案しています。
 
 ミックさんの取引先には名だたる有名企業が並びます。
 それぞれの懸案事項は千差万別です。
 
 これはミックさんの取引先とは関係のない一般論ですが、有名企業になればなるほど社名に寄りかかる傾向が大きく、ホームページの作り方も名前と格と雰囲気にこだわります。
 またどこかで聞きかじった知識を振りかざす上司によって朝令暮改も珍しくなく、一向に完成しないケースも珍しくありません。
 
 また普遍的なテーマとして「社内のパワーバランス」で迷子になるケースは後を絶ちません。

<つづく>
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