インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2008年5月23日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→敵対するのではなくリクエスト
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。出会いも流れ〜
3:実践テクニック編!〜文章力という宝(24)〜
4:プロが教えない話外伝!〜見込み客を量産してくれている〜
それでは始まりです!!!
■Web担当者 現場のノウハウ Vol.12 2008年5月31日発売
〜今から始めるモバイルSEO&マーケティング入門〜
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インプレスR&D ウェブ担当者フォーラム<最新号>
「御社のウェブも営業もダメな理由はUSP」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/05/21/3163
お陰様でデイリーのウィークリーで首位ゲット!
■心得其の七十
「Googleスキップ……ダークサイドに落ちる瞬間」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/05/07/3084
【第3回】実戦SEOの要諦 <前編・競合に支払うコスト>
http://www.mutow-ms.jp/blog/2008/05/post-344.html
※来週、第四回が公開されます。メルマガ登録はお早めに。
商売の現場にいると、どちらか一方の見方が危険だと体で覚えます。
先日「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか(ちくま新書)」を読み「恐いなぁ」と呟いてしまいました。
安易に会社を辞めることを誘発しないかという危惧です。
プータローからフリーターに呼称が変化した時代に、私自身がそうでしたので断言しますが、一度フリーターになると脱出は難しいのです。
10年先が見える会社員生活に退屈し、自由を求めてフリーターとなり、会社員時代より金のために働く生活となりました。そこにあったのは言葉通りの「時間の切り売り」です。
だから、「会社は辞めるな」と。
能力も才能も運もコネもなければ、何が何でもしがみつけ、又は次の就職先が見つかるまでは辞表をだすな!・・・とアドバイスを。
「石の上にも三年」といわれて育ち、最初の就職先でそれを実践しました。
だからいいます。「三年はいろ」。
自己啓発でも何でもない話しで、入社一年目の小僧が見聞きできる情報などたかが知れており、二年目にようやく意味が分かりかけ、三年目に確認をして一丁上がりという寸法だからです。
忙しい今のご時世に。
といったご意見もあるでしょうが、盆暮れ前の繁忙期、ニッパチの閑散期はそれぞれ3回ずつしか経験できません。
これを失敗ができる若手時代に経験しておくと後年役立ちます。
年を重ねる毎に瞬発力といったスピードは衰えてきますが、季節のグルーブ感を活かしたメリハリの利いた仕事ができるようになるからです。
ただし、後輩の来ない会社の場合は注意が必要です。
後輩ができなければ、三年後も同じことをやっていたりするからです。
人は教えることで、知識や経験が「銀から金」に変わります。
感覚で覚えていたものを体系立てて理解し直したり、新しい発見があったりです。
ところが後輩ができないと、いつまでも銀のままで、銀は時と共に錆びてしまいます。
家族経営だったりするともっと最悪です。
いつまでも「坊や」扱いで、そして本人も無意識にそこに安住します。
気がつくと社会的にはオジサンと呼ばれ、経験値はルーキー並では外の世界では戦えません。
非常に危険です・・・が多いんですよね。
こういう会社。
しかし、それでも「ヤメロ」というのはもったいない話しです。
坊やなら坊やらしく「ひと暴れ」してからでも遅くありませんから。
坊やの特権です。
のびのびとアレもしたいコレもしたいと提案します。
敵対するのではなくリクエストです。
後輩ができないような会社は、成長は止まっていても「食いつぶせる」ということです。
だから多少の余裕があります。
金を出さないというのなら時間を貰い、会社の機材や人脈を拝借したりと、辞める前に学ぶチャンスは溢れています。
三年で辞めた若者の三年後は果たして。
ちなみに私は三年ちょっとでフリーターを止めました。
独立して出版し、会社員時代の何倍も人に会うようになりましたが。
不思議なもので比率からいえば、会社員時代のほうが「気の合わない人」が多かったような気がします。
今は、数は増えましたが無理に会うことは殆どなく、気が向いたときにお誘いがあればといったところです。
すると、良い巡り合わせに恵まれることが多くなりました。
スピリチュアルじゃなく、出会いも流れに任せると良い方向にいくのかと。
数学の専門家どころか、中学2年生の1学期に数学を「自主卒業」した私ですから不備があったらゴメンナサイ。
ちなみに英語は中1の5月に卒業して、社会人になって再入学することに。
数学の証明問題は「論理の構築」です。
ここで二等辺三角形の証明をしても眠くなりますので、割愛しますが「○○が××であるとき□□である」というもので、意訳すればこうなります。
「鍋が土焼きであるとき土鍋である」。
条件を並べて結論をいうものだということです。
もちろん、この説明を中学生にするのは止めてください。
ただ、持って廻ったような言い回しの「証明」の思考法は文章作りに役立つのです。
素晴らしい! 素敵だ! と美辞麗句を並べても客の心には届きません。
賛辞の証明が必要なのです。
その時に、「理由」が条件となっているかと確認します。
当たり前のようですが、「理由」が思いこみという主観になっていることが少なくないのです。
○○が××であるから素晴らしい。
続きます。
CMSが花盛りです。
ブログから発展した流れがありますが、要するに自分たちでホームページを制作し、管理するためのシステムで手軽に色んなことができます。
システムによっては「超最先端」的な表現だってマウス一つで実現します。
私はこれをニタニタと眺めています。
ホームページがブレイクしたとき、誰でも世界中に情報発信できると騒がれました。
日記型掲示板が登場したときは、ワープロよりも簡単と新規参入が相次ぎました。
メルマガでメディアを、ブログは更にと以下同文。
そして今、CMS。
結論をいいましょう。
システムが便利になってもコンテンツは自動生産されません。
オートマにABS、ナビゲーションシステムに自動の車庫入れができるようになっても、自動車は目的地を選んで決めてくれはしないのです。
それは人の仕事です。
ネット界に首を突っ込みすぎると忘れてしまいます。