インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2009年3月13日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→新規事業は紐ナシのバンジージャンプ
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。気にされていない〜
3:実践テクニック編!〜情報収集術(3)〜
4:プロが教えない話外伝!〜芸のない売り込み〜
それでは始まりです!!!
宮脇睦の連載記事
■心得其の112
「マニフェストは嘘なのか。新規事業の公開原則」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/03/11/5146
■エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち -
第5回 世襲0.2系。恵まれた環境の潜在的不幸(マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/005/index.html
■マンガ「Web担当者 三ノ宮純二」-
第4話:残業はもうやめた
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/02/27/5031
■誰も語らない現場の経営論!
【第2回】本当に「ツカエル」制作業者の選び方
http://blog.mutow-ms.jp/ec/keiei/post-408.html
新規事業をはじめようかと。
とはいえ今も実際には行っているのですが、ちょっとした閃きから期間限定で旗揚げしようと考えているのが「コンサルティング事業」です。
その昔は「コンサルタント」と書いて茶飲み友達と読むと揶揄されたものですが、最近では社長のメンターと呼びます。
やっていることはほぼ同じ、前者はなるほどと頷き味方と錯覚させる「同意話法」で、後者は精神論の説教をかますという違いぐらいでしょうか。
そしてコンサルタントをいれたからといって劇的に業績が良くなったというのはレアケースです。
結果をだすコンサルタントと標榜するものの中には「勝ち戦」だけに便乗するので「おまえがいなくても成功した」というケースもあります。
独立して世界が拡がりコンサルタントの世界を知れば知るほど私の目指すところではないと強く思いました。
ところが今「肩書き」を問われて一番分かりやすいのが「コンサルタント」で・・・すがこれはとてもイヤ。
産経新聞の取材に答えたときの肩書きを「コラムニスト」としたのもこれが理由です。しかし、そのちょっとしたアイデアを形にして人に届けるにはやはりこの言葉が一番適当かと。
早ければ明日、遅くとも来週中には弊社サイト、メルマガなどでお知らせします。
「未経験の新規事業は紐ナシのバンジージャンプ」
これは商業出版ではなく自社サイトのみで販売しようと企画している書籍に盛り込む予定の一節です。調理経験や接客経験もなく飲食事業をはじめたり、小売り経験がないのに個人向け通販事業を展開したりと大冒険です。
もちろん全てが失敗するわけではありません。
成功例もよく耳にすることでしょう。
でも、莫大な資本力を投入したことや想像を絶する苦労があったことはあまり語られません。成功者が秘密にしているのではなく成功体験が過去の苦労を「成功のスパイス」として楽しんでいるからです。
ところが「成功しない人」はここを見落とします。
無謀なダイビングに挑戦するのは現実逃避も手伝います。
BtoBで上手くいかない企業が「個人向けなら」と甘い期待をするのは「今がイヤ」だからです。
しかし、挑戦した先にも嫌なことは待っており、未経験の分だけ苦労が多くなるのは自明です。クワを持ったことがない会社員が脱サラして農業はじめるのと同じです。
新規事業に取り組むコツは「周辺」です。
BtoB、BtoCとそのビジネスの基本スタンスは変えずに、今の事業から派生する商品やサービスを徹底的に研究するのです。
流通業なら仕入と卸しの流れは変えずに、そこにのる商品を見直すことで見えてくることもありますし、そこを流れる商品の増減やトレンドを集計して仕入先に販売することも立派な新規事業です。
今の業務をちょっと工夫するだけの「手間いらず」もはじめの一歩の新規事業のコツです。
最近、あちらこちらの連載で「世襲」について指摘しました。
恵まれた環境にいることを自覚していない不幸についてです。
そして私のように恵まれない環境の方が恵まれています。
それは「気にされていない」ということ。
地元の集まりも信金もどこかの馬の骨を気にすることはなくお陰様でやりたいことがやれます。
周囲の批判、もとい助言って時に迷惑でこれがないのは幸せです。
変化の時代ですから特に。
6才の時に東京に引っ越してきて一番嬉しかったことはテレビのチャンネルが増えたことです。
物心ついた高知県中村市(市町村合併で四万十市に・・・土佐の小京都と呼ばれる由緒ある地名だったのですが)の通称「耳切れ」では教育テレビにもノイズがはいり、民放2局とNHKだけだったのでビックリしました。
テレビは情報収集に便利なツールです。
トレンドに疎いとつとまらない仕事ということもあり、旬の芸人やタレントをトリビアとして仕入れておくことは欠かせません。
しかし、大人になるとテレビをだらだらと長時間見ることなどできません。
そんなときに役立つのが新聞の「テレビ欄」です。
ワイドショーやバラエティー番組、今ならクイズ番組をチェックします。
そこには「出演者」や「旬のネタ」の見出しがあり、毎日眺めているとなんとくトレンドが見えてきます。
種明かしは簡単です。
テレビってひとつ流行るとみんなそこに集中するので、イヤでも目にとまるようになりますから。
ここに来てIT業者の迷惑メールが増えている気がします。
いわゆる「売り込み」ですが「未承諾※」ではなく「問い合わせ」を利用しているのが新手です。
昨年の12月から相手が許可を与えていない場合の広告メール送信が規制されました。これによりメールアドレスを合成してやたらめったら送るやり方や、名簿屋から買って送ることはできなくなりましたが、各企業サイトにある「問い合わせ」からは送り放題です。
窓口を開けているので違法ではありませんし、ビジネス提案をしていると主張されればその通りと頷くより他ありません。
また、各種売り込み電話も多くあり、そこから連載コラムのネタが拾えることもあるのですが「迷惑」とする理由はこれです。
「芸がない」
平たくいえばつまらないのです。
エロ系の迷惑メールの工夫に比べて知恵もひねりも何もないIT業者の売り込みに怒りすら覚えます。
怒りのストレス分だけ迷惑メールに認定しています。