インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2009年10月9日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→対決からイノベーションが生まれる
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。緑の芝生〜
3:実践テクニック編!〜情報収集術(16)〜
4:プロが教えない話外伝!〜経営感覚のない業者〜
それでは始まりです!!!
宮脇睦の連載記事
◆マンガ「Web担当者 三ノ宮純二」-
第11話:そして誰もいなくなった
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/09/30/6379
■心得其の138
「不動産業はいいカモ? “見える化”による野菜の実際」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/10/07/6599
◆結論は総務部で。コーシャスシフトする多数決0.2(マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/033/index.html
※急告:
バカ社長、バカ専務、バカ常務、バカ同僚などIT系の馬鹿話、
または理不尽な話などお聞かせください。
宛先 mailto:biz@as-mode.com
◆通販支援ブログ
【第9回】twitterで笑う人。クラウドの芸歴は長い
http://blog.mutow-ms.jp/ec/keiei/post-456.html
※ありがとうございます! 大反響と担当さんからメールが届きました。
山田涼介くんをご存じでしょうか。
先日、スタミナ苑で妹家族と食事中、「Hey! Say! JUMP」の山田涼介くんの名前をだすと「お兄ちゃんの年齢で山田くんの名前がでるのは凄い」と妹。
商売柄、情報感度が低ければ話しにならないのですが、どうやら私もそうカテゴライズされる年齢のようです。
近頃、若者に取り入る大人(識者)が増えています。
ネットリテラシーや携帯電話を活用したコミュニケーション能力などを持ち上げ、私たちの世代より優れていると賛美します。
若者の皆さん、ご注意ください。「若者に支持される」という芸風は仕事の幅を広げることと、隠した狙いがあるのです。
本当に若者を応援しているわけではありません。
人は経験を元に生きています。
ここには読書などの「疑似体験」も含まれますが、逆に未経験のことは本能的に拒否してしまいます。同じ春は二度と訪れません。今のオジサンやオバサンが過ごした青春時代と平成は異なります。
暗闇にぽつんと光る公衆電話から、10円玉を積み上げて彼女に電話した体験を平成の青春に語りかけてもピンとこないのは携帯電話の普及によります。
反対にプロフに氏素性を晒す気持を理解しろといわれても、そのリスクを諭してしまうことでしょう。
結論を述べます。
オジサンと若者は相容れません。
そして若者が無理解なオジサン達と対決するところからイノベーションは生まれます。
ところが理解されているとなると、「現状維持」も選択肢のひとつとなり、さらには「理解してくれる大人」への依存心を生みだします。
「体制維持」が彼らの真の狙いです。
そしてこれはそのまま「会社」にも当てはまります。
ジャニーズ事務所といえば「郷ひろみ」。
それでいいのです。
「若者の知らない価値観がある」ことを教えるのもオジサンの役割ですから。
謙虚なはずの日本人がなぜか「ホームページ」となると過剰なアピールを始めます。
半年間で数万円しか売れていないのに「好調なネット販売」と喧伝し、借金まみれでも「ネット受注が増加」と謳います。
どこかの国では緑の豊かさをアピールするために、山を緑色のペンキで塗ったという話しがありますが、ホームページに関してはこの傾向があります。
失敗を認めれば次の展望が開けるんですがね。
いま久しぶりにレポートを書き下ろしているのですが、するとネットと書籍の違いを痛感します。
ネット情報はコラムだとすれば、書籍は長編小説です。
ひとときの満足を与えてもすぐに消費されてしまうコラムと、人生に深い影響を与える小説との違いがあるのです。
もう少しかみ砕けば、ネット情報は浅くてOKであるのに対して、浅い企画を書籍にするのは難しいのです。
ここも情報収集ツールとして書籍を、読書を勧める理由です。
コラムをまとめるときは情報を整理します。
本旨からずれるモノは有益情報であっても削除しなければなりません。
さらに面白エピソードと関連情報なら前者を優先します。
一方、書籍は関連情報をじっくりと説明する紙幅があります。
地味でも大切なネタを紹介することもできれば、著者のメッセージを込めることも可能です。
これらはすべて「体験」となります。
ホームページ屋さんのサイトで時々見かける「受注増加につき新規案件お断り」について。
怪しいです。
経営者の視点で見れば答えは簡単です。
それだけの受注量があれば、人を増やすなり提携企業に横流しすればよいのです。
印刷屋さんの優秀な営業マンは自社の印刷能力の3倍受注するといいますが、納期などの調整から、常に自社の機械をフル回転させるためにはこれぐらい必要で、余る分は「同業者」に配分します。
ホームページならばディレクションと仕上がりの確認だけ自社で行い、実務を外注化すればよいということです。
もっとも外注に発注するより、社員の寝る間を削る社長のほうが多いのですが。
さらにクソ忙しい時でも窓口だけは開けておけば、より条件のよい取引が舞い込んでくる可能性があります。
これを拒否する経営感覚の業者がつくるホームページ・・・とは?