インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2010年6月11日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→高く売るための営業活動
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。未来は決まっている〜
3:実践テクニック編!〜情報収集術(32)新聞編<2>〜
4:プロが教えない話外伝!〜作ることしかできません〜
それでは始まりです!!!
宮脇睦 最新公開記事
■心得其の170(Web担当者フォーラム)
「真実は原典にあたれ。ネットの情報に振り回されないための必須スキル」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/06/09/8082
■ ITで隠される派遣の不都合な事実。生臭いサクセス0.2(マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/065/index.html
【第17回】プロが教えない話し。制作業者の選び方<改訂版>
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-501.html
日本のGDPをみるとそこに答えがあります。
ここで細かな数字はあげません。
と、いうのも数字をこねくり回すのが好きな人は「物価変動率」など持ち出して議論を複雑にするのですが、単純に問います。
「この10年、景気は拡大したと思いますか?」。
前回をお読みでない方のために補足しておきますが、ツイッターを礼賛する背景としてIT業界の「ブーム依存体質」を指摘し、それが起こる理由が今回のテーマです。
10年前の2000年といえば「ITバブル」の最終年で、誰もが忘れている「ウィンドウズME」が発売された年。
その後のブロードバンドの普及によりインターネットは各家庭に開かれました。
企業利用はいわずもがなです。
そんな10年を経て・・・景気は良くなったでしょうか?
グーグル、アマゾン、フェースブック。
日本でも楽天、ミクシィ、グリーと飛躍的に成長した企業は確かにあります。
しかし、彼らはいわゆる「IT系」で、市場拡大の恩恵を一身に浴びる立場ですから当然です。
それではネットやITの力で急成長した、事業を拡大したという「非IT系企業」はというと、存在するのですが少数派です。
ここで「ブーム依存体質」と轍が重なります。
ツイッターを持ち上げブームを煽る識者やジャーナリストの販売する商品は「情報」で、ブームを煽ることで商品を高額売却できます。
些細なことを大袈裟にとりあげ、バージョンアップを地殻変動のようにはやし立てるのは、「ツイッターの使い方」という「情報」を高く売るための営業活動。
そして「実業」が置き去りにされ、IT業界人が囃したてるままに中小企業がブログを書き、ツイッターでつぶやいてみても、帳簿にならぶ赤い数字に溜息をつきます。
騙されるのはいつも弱者。
ITの世界では「情報弱者」が搾取されます。
未来は決まっています。実は。
いや、正しくは決めることができると。
例えば「3時間後、食事をする」と予定を立てます。
この「未来」が実現される可能性はとても高いのではないでしょうか。
それでは「明日のランチはカレーを食べる」では? これも結構いけそうな気がします。
それでは来週、来月・・・いや6年後、あるいは10年後は。
これがですね・・・決められるのです。
オカルトではなく体験談として。
iPadの登場でにわかに活気づく「電子書籍市場」で、ひときわ賑やかなのは「新聞」です。
落ち込む部数減少に打つ手のない現状からの焦りがみてとれますが、情報収集の面からみると、新聞の電子化は「微妙」です。
それは新聞記事の重要度を測る目安が「面積」だからです。
重要な記事は右上に配置され、面積も割り当てられます。
この配置と面積で「値踏み」するのです。
つまり、新聞が重要と考える記事、すなわち「メッセージ」なのです。
朝日新聞と産経新聞を並べてみると一目瞭然です。
スポーツ面なら読売新聞とその他の新聞では「読売巨人軍」の扱いの違いに気がつくでしょう。
両面見開きで記事を「眺める」ことで、情報重要度を測る人間にとって、iPadの画面は「小さすぎる」のです。
そしてこの「眺める」方法。
意外と多くの人が使っていると最近知りました。
最近驚き唸ったはなしを。
ITバブル以降「ホームページは役立たず」とまことしやかに囁かれ、確かに100万円単位で投資して開設したものの閑古鳥の鳴き声すら聞こえない惨状も珍しくありませんでした。
そこに颯爽と登場したのが「SEO」です。
検索エンジンの上位に表示されればアクセス数が増え、ドットコムバブルの夢よふたたびとばかりに。
しかし、上位表示されただけでは、金にはならないことはすぐにばれてしまい、「SEM」や「LPO」と新しい言葉が生み出されては店晒しにされ続けてきました。
そして集客と成約のノウハウを持たずに、この言葉を念仏のように繰り返す「Web屋」が大量増殖しました。
ところが最近「作ることしかできません」という業者に会いました。
その爽やかな潔さに・・・うなりました。