インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2010年10月8日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→意図で味付けするのは日常
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。終わらない夏はない〜
3:実践テクニック編!〜情報収集術(36)新聞編<9>〜
4:プロが教えない話外伝!〜オプションをいれておく〜
それでは始まりです!!!
宮脇睦の連載記事
■心得其の187
「「豚組なう」で怒られる? クチコミを舞台裏からみるマーケティング」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/10/06/8954
■"さくらんぼ小学校"の校名問題に見る「ネーミング0.2」
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/082/index.html
■通販支援ブログ
【第21回】社員を戦力化する「日付」の使い方(通販支援ブログ)
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-525.html
菅内閣の支持率が乱高下しジェットコースターと揶揄されています。
私は最近、各種執筆で「世論」と書いて「せろん」とカッコで添えるようにしているのですが、その理由は「フワフワしたもの」だからで、明確な意志をもつ輿論と区別しています。
つまりは移ろいやすく、「本気か?」と問われれば躊躇し、些細な出来事で意見を翻すぐらいで、参考にはしても鵜呑みにしてはならないよという暗喩です。
4人に1人がツイッターやブログを利用している。
財団法人経済広報センターが2010年10月6日に発表した統計結果ですが、これをどう読み解くかは商売でネットを活用する上で大切です。
データはまず調査方法に注目します。
詳細は割愛しますが「ネット調査」です。
つまり、この結果には「ネットを積極的に活用しない人」が、そもそも含まれていないのです。
すると自社のターゲットが「ネットを利用しない層」なら、この統計は無意味とわかります。
次に統計を取っている母体は何処かを見ます。
この財団の役員を「ネットで検索」すると、名だたる財界のトップばかりです。
ここから経済活動に有利な結論を欲している・・・のではなかろうか裏読みします。
統計を取る現場ではこうしたバイアスはないでしょうが、発表する広報のレベルでは「意図」で味付けするのは日常です。
例えば先ほどの発表も「ツイッター」を先に紹介するか、「ブログ」なのかで、読者に与える印象を操作できるのです。
これらは情報の受信レベルでは注意しなければなりませんが、好守を変えればこれほど便利に使えるツールはありません。
続きは次回。
統計については内閣支持率もまったく同じ。
民主党政権を支持してしない私ですが、支持率で大騒ぎをするのは馬鹿げた話しです。
だってその論理でいけば「オリコンのチャート」で総理を決めろということになりますからね。
これは今年の夏の話し。
猛暑が9月になっても終わらず、いつまで暑いのかとみなが愚痴をこぼしていたときのこと。
私はビールを飲むのに忙しく、暑さよ続けと念じていました。
やはりビールは暑い季節に似合うもの。
風呂でサッパリしてから飲み干すビールの爽やかさは夏だからこその楽しみです。
それが終わってしまいました。
いまは秋の味とビールの「秋味」のマリアージュを楽しんでいます。
新聞編。最後です。
これはすべてのメディアに通じますが、もれなくチェックしなければならないのが「広告」です。
特に一般紙は網羅的に掲載されているので要チェック。
旅行、健康食品、DVDに中華料理にファッションブランド。
あげればきりがないのですが、世間話の種は尽きません。
そしてなかでも最重要な広告が「出版広告」です。
雑誌広告は見出しで、話題やスクープを知ることができますし、特集記事やシリーズ連載からトレンドをゲットし、芸能情報の「要約」を得ることで「他愛のない会話」に不自由しなくなります。
そしてこんな見方も新聞ならではです。
雑誌はヒット企画があると互いにパクリます。
すると、先週や先々週に他紙でみた「企画」と同様の見出しが踊れば、その企画は「当たった」、つまりトレンドの萌芽の可能性があるということです。
広範な情報を収集できるツールは新聞が一番です。
ホームページの良いところは「放置」できること。
確かに勝手に宣伝し、接客し、販売してくれますが、これは比喩的表現に過ぎません。
本当の意味で放置すれば効果は半減します。
ホームページは更新しなければならないといわれる所以です。
まず「完璧」なコンテンツなどできません。
数百万円投資したとしても、公開後に気がつくことはあるもので、また客のリクエストや求めているものが微妙に異なることに気がつけば、修正は必ず必要となり、経験則からいえば、反対に問題が何もないというケースは、問題に気がついていないことの裏返しなのです。
そこで私がオススメするのは業者へ発注する際に「公開後1ヶ月以内なら修正可能」とオプションをいれること。
ホームページの契約内容には「幅」があり、相場はあってない世界で交渉次第です。
それが無理な場合は・・・次回に続きます。