インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2011年10月21日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→ソーシャルメディアは商売の役に立ちません
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。しかたない〜
3:実践テクニック編!〜情報収集術(58)ご近所編20〜
4:プロが教えない話外伝!〜Web屋が潰れる理由〜
それでは始まりです!!!
■可愛いペットの気持ちが分かる。アニマルコミュニケーション
http://chizuru.sakura.ne.jp/animal/voice-miyawaki.html
こちらに「体験談」を寄せました。よろしければどうぞ。
わが家の愛犬「さくら」も登場しています。
宮脇睦の連載記事
■マイコミジャーナル
「復興増税の影に組織防衛0.2」- 止血をせずに輸血をするな
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/134/index.html
■Web担当者Forum 現場の心得 第237回
広告でも大切なお金の話。リスティング広告の
管理ミスに学ぶキャッシュフローの選択
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/10/19/11348
■通販支援ブログ 孤独な社長の裏マニュアル
【第32回】通販事業者ならFacebookよりミクシィページ
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-594.html
※来週、新作が公開されます。
■ミクシィページ開設「宮脇睦のここだけは非公開です」
http://p.mixi.jp/miyawakiatsushi
ソーシャルメディアの活用について・・・と引いた前回ですが、すいません。ちょっと脱線します。
理由は来週のWeb担当者Forumとの絡みです。
いわゆる「ネタかぶり」です。
いま、本稿を含めて5種類の連載をかかえており、それぞれ傾向が異なるので完全に同じネタになることはなく、同じ連載はかぶりをチェックし避けているのですが、うっかりしてしまいました。一回の脱線をお許しください。
とはいえソーシャルメディアがらみのネタで、Web担の連載では言えないことを。
中小企業のIT活用のために執筆を始めた本稿ですが、メルマガ版では「同業者」の読者が多くなりました。その同業者にとってのソーシャルメディアは商売の役に立ちません。
厳密に言うと「最終発注者」と取引するWeb屋にとってです。
理由は至ってシンプル。
一般向けの商売をしている人はソーシャルメディアをそれほど利用していないからです。
「そんな馬鹿な、Twitterのつぶやきで取引になった事例を耳にする」という反論もあるでしょうが、それは「業界内」の取引で、元請けと下請け、作家と編集者といった関係性での成功事例が大半です。
ちょっと想像すれば分かることです。
繁盛している八百屋にTwitterでつぶやく時間があるでしょうか? 仕事終わりに友達とツイートの交換はしても、見ず知らずのWeb屋のツイートを追いかけたりはしません。
逆にタイムラインを追い掛けている時間だけ、生産効率が低下していることを自覚すべきでしょう。
それではおまえはどうかって。
Twitterが流行る前からメルマガ、ブログで情報発信をしており、その延長にあるだけで、ソーシャルメディアが社会を変えるなんて妄言を信じるほどウブじゃありませんし、ソーシャルメディアに乗らなければと素人を脅迫するほど悪人でもありません。
そして次回は必ずソーシャルメディアの活用について。
ひとより多少、あきらめの悪い私ですが、最近「しかたがない」という言葉を噛みしめています。
うっすらと気づいていたこの言葉ですが、どうやら人生には「しかたがない」局面が沢山あるようです。
それは生まれ落ちた環境であったり、さしのべた手が嫌われたりと様々ですが、それを解決する役回りは、どれだけ努力を重ねても私ではないときを「しかたがない」というのだと。
特に自分以外は・・・しかたがないことが多すぎます。
鳩ヶ谷市が消滅した日に旧鳩ヶ谷市役所、現川口市役所鳩ヶ谷庁舎の最上階にある社員食堂で昼食を取りました。
看板には「レストラン」とありましたが、社員食堂です。
最上階のグッドロケーションに社員食堂。
旧市政が想像できます。
さて、世界的に見ても三丁目の夕日でもお隣同市は仲が悪いことは常識です。
単純に「利権」が重なるからです。
田圃のあった地域では水利権、漁業では漁場、商店でも隣り合わせで同じ商売をすれば客の取り合いになります。
そして部落はひとつの家族です。
部落が発展し、村落となり、市区町町村へと拡大し、最後は国家まで繋がります。
利権がこじれれば、感情的にもなり、恨みが子々孫々と続くのは、子孫の代でも利権争いが継続されるからです。
そして利権とはワガママなもので、それについては次回、わが家の事例から紹介します。
もちろん隣家と仲が悪いという話し。
先日、近所のWeb屋が潰れていることに気がつきました。
一等地とは言えないまでも、交通量の多い幹線道路に面しており、頑張って欲しいと思っていました。
同業者として脅威を感じないと言えば嘘になりますが、その通りの客層は、当社の商圏と重ならず、なにより商売の基本を知らないところが私を安心させました。
最たるものが「URL」です。
ホームページ製作と看板にありながら、外装にURLがどこにも示されていないのです。
それどころか電話番号も見つかりません。
もちろん24時間営業でもありません。
すると営業時間外の客はコンタクトを取れないことになります。
ホームページの製作会社だからホームページから注文を・・・というのならURLは必須ですし、そもそもその主張は商売を知らない人の発想です。
店の前を通ってくれる「目の前の客」を放置するなら家賃の高い路面に店を構える必要はありません。