インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2013年3月8日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→名誉棄損は事実の指摘でも成立
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。ネタの探し方(1)〜
3:実践テクニック編!〜独裁者のプロパガンダツール〜
4:プロが教えない話外伝!〜独裁者のプロパガンダツール〜
5:オススメ情報
それでは始まりです!!!
※最新記事は2本です。ぶろぐでオリジナル記事を配信してます。
宮脇睦の連載記事
■マイナビニュース
ソーシャルメディアの利益はアーリーアダプターが最大値となるコ
ネ0.2
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/204/index.html
■Web担当者Forum 第302回
主観が許される「ブログ」と、客観性が不可欠な「コンテンツ」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/03/06/14798
■ビジネス系「みやわきぶろぐ」発 エントリー
楽天市場がなくなる日〜2013〜
http://www.as-mode.com/blog/2013/03/rakuten-lost-2013.html
セブン&アイ・ホールディングスの欺瞞
http://www.as-mode.com/blog/2013/03/seven_and_y_giman.html
ソーシャルメディアと言えば語らずにおけないのが「誹謗中傷」です。
良い悪いと言うより人の性ともいえ、逃れようがないのです。
さらに日本のウェブ業界の「匿名性」がラッピングされます。
するといったモン勝ち。
ソーシャルメディアを礼賛する声は「実名」を高く叫び、それが故に安全だとするのは彼らが近視眼だから。
ソーシャルメディアとは、個人性を強めたインターネットで、個人性とリアルの名前が同一である必要がないのは、すでにパソコン通信の「ハンドルネーム」のころに結論がでています。
発言の一貫性があれば個を特定でき、そこで名乗る名前が戸籍に正しいか、アニメのキャラクターを模したものであるかは問われないというものです。
もう少し簡単な言葉にすれば、ペンネームや芸名と同じです。
つまり逆説的に、匿名の闇に隠れたところからの攻撃を根絶することは不可能なのです。
と、わたしもとあるブログで「誹謗中傷」されていました。
当初みつけたときは、批判として甘受する予定でした。
わたしも物書きの端くれ。
多様な意見があるから自由な表現も保証されているというもの。
ただ、その批判には「プロ失格」とまでありました。
また、手がけたサイトを嘲笑い・・・と、その嘲笑うポイントおかしい。
足立区鹿浜の焼肉屋「スタミナ苑」のことですが、メニューがないと笑います。
いや、半年前にメニューの値段が間違えていたとおしかりを受けたのでメニューがないわけありません。
そしてよく見ると、観光ブローカーが勝手に作ったサイトをもって、わたしと弊社を侮辱しているので「誹謗中傷」と断定します。
名誉棄損は事実の指摘でも成立します。
それが事実誤認なら論外。
法的措置を検討しましたが、相手は「匿名」。
そこでまずは当該ブログの削除を、ブログの運営会社に依頼します。
法的手段を講じれば個人の特定は簡単なのですがまずはと。
いま、本欄に向かい、前回「定点観測」を終わらせたことに気がつきます。
そこで、もっとも得意な「ネタ探し」についてしばしお付き合いを。ブログやコラムなど書かない人でも役に立ちます。たぶん。
なにについて原稿を求められているかで拾うネタは変わってきます。
単純にブログを書いて小遣いを稼ぎたいなら、簡単。
ネット上で話題のネタを後追いすればOK。
特にテレビネタの受けが良く、それを見つけては、コピペしてひとことコメントを寄せます。
新聞やテレビを見ないと広言する人は増えています。
しかし、興味がないわけではありません。
しかも話題のネタを「まわりの人はどう思っているか」については非常の興味があります。
だからコピペ程度でも充分です。
そしてなにより、興味はあっても理解力は高くありません。
新聞やテレビで報じられる「詳細」を得ていないからです。
事実は白と黒で分けられるものではないのですが・・・と続きます。
昨年末から「ネット選挙」についてレポートを書いています。
もちろん、ネット選挙礼賛といったものではなく、実際に起こり得るであろうトラブルや困難はもちろん「裏技」について掘り下げるものです。
その取材で知ったことは「ツイッター議員」ともてはやされている連中・・・もとい政治家の先生たちの大半がネットを使いこなしていないという事実です。
彼らはウェブ有名人の美辞麗句に躍らされています。
ついでにいえば橋下徹大阪市長は、ツイッターを巧みに活用しているとされますが、それは理想論ではなく、権力者の統治機構のひとつとしてであり、自由闊達なコミュニケーションの正反対にあるものです。
つまり一方的に流されるだけの、独裁者のプロパガンダツールとして見事に使いこなしているという評価ならわたしも満点を捧げます。
結論を述べればやはり政治家はネットを知らない。
いまから夏の参院選が楽しみです。