インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2012年12月7日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→理解の範囲でしか理解できない
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。これこそが善さだ〜
3:実践テクニック編!〜定点観測の薦め(10)〜
4:プロが教えない話外伝!〜同業者が見込み客に変身〜
5:オススメ情報
それでは始まりです!!!
※最新記事は3本です。ぶろぐでオリジナル記事を配信してます。
宮脇睦の連載記事
■マイナビニュース
遠隔ウィルスに感染しないためのセコム0.2
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/192/index.html
■Web担当者Forum 現場の心得 第291回
葬儀社に青空という写真の使い方
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/12/05/14114
■スクロール360 通販支援ブログ
【第46回】ツイッターで遊ぶ社員はクビにしろ
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-677.html
■新装版 みやわきぶろぐ「本当のことだけ言えない世界の片隅で」
http://www.as-mode.com/blog/
探していた青い鳥は庭にいた。
ありふれた日常を大切にしなさいという教訓ととるか、「志村うしろ!」とドリフのギャグにするかで意見が分かれるところではありますが、現実世界でもよくあることで、つまりは二重写しのネットの世界でも同じです。
地域。インターネットが得意とされたグローバルの反対ですが、極大と極小は相似形になるとは手塚治虫「火の鳥」のテーマのひとつで、世界中と繋がれる能力をご近所検索に行使されます。
とくにこの流れを加速させているのが「スマホ」と「ソーシャルメディア」。
つねにネットに接続できる環境と、つながりを視覚化できるツールの登場により求める場所がご近所情報というのが人間の真実を語ります。
例えば「Google マップ」。
スマホ片手に地図を見ながら目的のお店を探す。
GPSと合わせれば現在地までスムーズにフォーカスできます。
徒歩で移動できる範囲とはまさにご近所情報。
そのご近所情報は遥か海を越えてマウンテンビューまで飛び、情報を求めて得たものかも知れませんが、街角を歩く足立区民が気にすることはないでしょう。
そしていつでもつながれる環境を得てつながるのは気心の知れた友達で、かつてインターネットが普及し始めた頃に喧伝された「見知らぬ世界中にいる誰か」が幻想だったことを教えてくれます。
じつはいま、まっただ中の選挙にも同じことが言えます。
天下国家を口角泡飛ばして立候補者が政治的主張を繰り返しても、毎月二万六千円貰えるというわかりやすい話に飛びつく有権者が多かったのは、自分の理解の範囲でしか理解できないことの証左で、国防の大切さを理解できなくても、現金ならありありとイメージできるからです。
ご近所情報が求められるのも同じ構図です。
だからこれからはご近所情報・・・って、それは10年前からわたしが繰り返してきたことですが、これからの10年はより重要になるとまたまた続きます。
という人間の資格を疑うことを、人は己の心に誓うべきである。
とはニーチェの言葉です。
光と影、善悪といっても、実際にはその中間が存在するなかで、どちらか一方からだけを褒め称えるのは、狂人と同じ・・・とは言い過ぎでしょうが、精神構造においては同じです。
脱原発、戦争反対、禁煙に連なる健康至上主義もそう。
相手の立場に立って考える。
かつての日本人が尊んだ精神で、そこに立てば「これこそが善さ」とは言えません。
ホームページの活用法として「同業者対策」というものがあります。
「もっとも熱心な自社サイトのファンはライバル企業の社長」というのは、インターネット「あるある」で、同業者の動きはとにかく気になるようです。
本稿のメルマガ版の読者も同業者が沢山います。
これを逆手に取ります。
あえてライバルに見せつけるようにサイトを作るのです。
実績や価格、客の声などを「これみよがし」に見せつけます。
相手を盗み見るタイプは、自分の手の内を見せることを極端に嫌います。
その結果、より自分の殻に閉じこもり、ホームページの活用が後手に回るのです。
建設的なベクトルでは同業者向けの「新サービス」や「やりたいこと」をコンテンツにして掲載します。
すると足繁く通う同業者は「見込み客」に変身します。