インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。
2013年11月22日発行号
目次♪
1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→意外と少ないのが書き出しネタ
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。かけ算の順番〜
3:実践テクニック編!〜ネタの探し方(18)〜
4:プロが教えない話外伝!〜人間社会の悲しい現実〜
5:オススメ情報
それでは始まりです!!!
※最新記事は2本です。ぶろぐでオリジナル記事を配信してます。
■マイナビニュース
楽天セールに露見した偽装IT企業の誤表示対応
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/241/index.html
■Web担当者Forum 第336回
食品偽装・楽天セール騒動から考える謝罪の基本3ステップ
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/11/20/16447
■新装版 みやわきぶろぐ「本当のことだけ言えない世界の片隅で」
http://www.as-mode.com/blog/
ありがとうございます。無事、300号を迎えました。
と挨拶もそこそこに本題にはいる理由がテーマで、連載を続けるなかで身につけたテクニックが「連続性」です。
前回で予告し、それを受け継ぐ形で書き出すという、いきなりの「ネタ晴らし」です。
いざ文章を書こうとしたときに、もっとも悩むのは書き出しです。
ある作家は書き出しの一行で名文かどうかが決まるといいますが、そのレベルの話しでなくとも、読者の興味を惹きつけなければ読まれることもありません。
なにより、書くモチベーションが高まらないのです。
執筆テーマが決まっていても、どうそこに辿り着けるのか、なにを切り口とするのかで筆が止まり、キーボードを叩く指先が沈黙します。
これが毎回では、続けることは困難です。
そこで時々使うのが、前回のネタから引き受ける形での書き出しです。
もちろん、今回から読み始めた読者もいます。
そのために前回について軽く触れます。
本稿で言えば「前回予告したように、300号を迎えるまでに身につけた技術を紹介します」とすることで親切な上に字数も稼げてマス目が埋まります。
お天気、季節、時事ネタ、思い出話。
豊富なようで意外と少ないのが書き出しネタなのです。
むしろ書き出しのレパートリーを増やすことが連載を続けるコツと言っても良いほどです。
そして「正解」などありません。
「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」とはイラストレーターのみうらじゅんさんが週刊文春で連載しているコラムの書き出しで、毎回これではじまります。
日々の雑感にも触れますが、基本的にはエロ小ネタで綴られるコラムですから、これも正解のひとつ。
ただ、無名の物書きがこれを繰り返すには勇気が必要でオススメしません。
前回から受け継ぐ書き出しは筆が進むというメリットだけでは・・・と、時間切れ。今回も続かせます。
「6人に4個ずつミカンを配ると、ミカンは何個必要ですか」の式の正解は4×6だそうです。
生物学者 福岡伸一教授の週刊文春の連載で紹介され、どちらを係数にするかと学者は議論するのですが、日米では逆となり正解は文法にあるというオチです。
これは「数学」の世界の話しで「算数」ではありません。
学者という人種は、こういうものをしつこく議論しているようで、アレとソレは紙一重なのだとしみじみと噛みしめます。
先日、テレビ番組の制作会社から取材を受けました。
企画の骨子を固めるための事前取材なので、わたしの顔も名前もでることはありませんが「ネット発の犯罪」を求めているようです。
しかし、サイバーアタックのように、ネットだからの犯罪もありますが、ネットでおきる犯罪の大半は、リアルに原型があります。
フィッシングサイトは古典的な広告詐欺ですし、結婚詐欺やLINEをつかってエロ写真を送らせるのは「ペンパル」時代からあったものです。
これを告げると担当者は驚きながらも納得したようですが、仕事としてはいまひとつ。なぜならテレビ番組は「企画ありき」で周辺取材するので、正反対の結論では仕事にならないのです。ちなみにこれが「やらせ」が繰り返される一因。
ではなぜ、ネットか。
人が集まるところにはカネが集まり、カネが集まるところには犯罪が生まれる。人間社会の悲しい現実です。