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成熟した「大人」にとっては常識|ITジャーナリスト宮脇睦によるIT時評「伸びる会社は知っている」

成熟した「大人」にとっては常識|伸びる会社は知っている

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■第306号成熟した「大人」にとっては常識

インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。

2014年2月21日発行号
目次♪

1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→成熟した「大人」にとっては常識
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。明日は明るい〜
3:実践テクニック編!〜ネタの探し方(24)〜
4:プロが教えない話外伝!〜ソーシャルバブルの特徴〜
5:オススメ情報

それでは始まりです!!!

1:新着情報

※今週はミヤワキの原稿が2本公開されています。

 今週は「SEO祭り!」。というか、本当にひどい話しですが、形式上は合法の詐欺的ビジネスに警鐘を鳴らします。


■マイナビニュース(昨日公開!)
脱法詐欺に加担する裁判所。最新SEO詐欺は脱法0.2
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/252/index.html


■Web担当者Forum第348回(本日公開!)
実録ブラックSEO、詐欺は契約で合法となる
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/02/19/16950


■新装版 みやわきぶろぐ「本当のことだけ言えない世界の片隅で」
http://www.as-mode.com/blog/

■みやわきぶろぐより
産経新聞の金曜討論「SNS規制必要か」裏話
http://www.as-mode.com/blog/2014/02/sankei-friday.html

2:伸びる会社は知っている!〜成熟した「大人」にとっては常識〜

 Web言論界というと適用範囲が広くなりますが、活躍している方々の多くは、語弊を怖れずに言えば、「現場」を知りません。この場合の「現場」とは、建築業界における「現場」のイメージです。

 そして活発に発言する人々は、同業界におけるコンサルタント、アナリスト、評論家、ジャーナリストです。

 概況を捉え、最先端の情報の拡散が、商品価値である彼らにとって、本当の現場は価値を生み出さないのです。
 
 例えば例の耐震偽造事件以降、審査や規制が厳しくなりすぎたことで、不利益を被り、職人が離れていったことなど、現場においては常識で、叶うことなら見直しをして欲しいとしても、これをメディアに語る有識者はいません。

 手抜き工事を認めろという話しではありません。

 かつての基準だったことが理由で、倒壊した建物がない事実から、耐震偽装などがイレギュラーであったのですから、厳格化は現場を無視した規制ではないか、あるいはお役人が「仕事をしました」とするアリバイ作りとは言い過ぎでしょうか。

 しかし、「有識者」を名乗るのなら、現場側からの意見も大切にすべきですが、彼らがお金を貰うのは資材や広告、不動産業界で、省みることなどありません。

 この構造はWeb言論界でも同じです。
 
 メーカー、ネット事業者、出版社が、彼らの「客」です。

 だから街角の中小企業に必要なホームページにおいて、HTML5の導入の必然がなくても、Facebookは無用であっても、そしてTwitterなど不用だとしても、取り組めば世界が変わると大騒ぎします。

 「世界」には個体差があり、誰かの世界が変わったからと、誰もの世界が変わることがないことは成熟した「大人」にとっては常識です。

 反対は推して知るべし。

 そして前回指摘した「とれるところからふんだくる」というWeb業界の営業方針の苗床となっています。
 そこで・・・と字数が尽きたのですが、サイトで一部先行公開しています。

<つづく>
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3:閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。明日は明るい〜〜

 今週にはいり、ようやく株式取引を再開しました。

 忙しかったこともありますが、あまりの下落に「休む」を選んだのは前回ふれたとおりです。

 多少の余裕がでたこともありますが、専門家の未来予測は、チンパンジーの投げたダーツが示す未来よりも精度が低く、悲観論があるなら、同程度以上に楽観論もあるだろうと、下がった株を買う「押し目買い」に手を出しております。

 はてさて。
 とりあえず今朝は上がってます。

<つづく>
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4:もっと実践編!〜ソーシャルバブルの特徴〜

 「外伝」と題しているのでネットから脱線した株式投資のお話しを。

 日経平均株価は、一時的に底を打ったような局面ですが、しばらくは膠着状態が続くだろうと見られています。

 そのなかで「ネット関連株」は材料選別がはじまり、直近で急騰しているグリーなどは、それまでが低すぎた相対的な上昇に過ぎません。

 一方で株価が4000円を超えていたコロプラは、2500円近くまで割り込みました。

 しかし、「紙くず」にならないのが今回の特徴で、注目されるネット関連株は「ソーシャルゲーム」を材料としていることです。

 無料で遊べると謳いながら、有利にゲームを進めるための「アイテム」を購入させるビジネスモデルで、一定の利用者数が集まると、いくら儲かるという方程式が存在します。

 決算情報からある程度は割り出せ、そこの数値は「バブル」を示しますが、すぐに紙くずにはならないところが今回のソーシャルバブルの特徴です。

<つづく>
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