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価格は勝手に決めるもの|ITジャーナリスト宮脇睦によるIT時評「伸びる会社は知っている」

価格は勝手に決めるもの|伸びる会社は知っている

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■第315号価格は勝手に決めるもの

インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。

2014年7月11日発行号
目次♪

1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→価格は勝手に決めるもの
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。平常心〜
3:実践テクニック編!〜ネタの探し方(33)〜
4:プロが教えない話外伝!〜実現すれば「回線」が不用になる〜
5:オススメ情報

それでは始まりです!!!

1:新着情報

■東京IT新聞
http://itnp.net/content/831

■マイナビニュース
「.tokyo」でカタルーニャがネコになるドメイン0.2
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/273/index.html

■Web担当者Forum第367回
AKB48とSEOが証明するランキングの罠、Web担当者に必要な視点
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/07/09/17817

■通販支援ブログ(最新号)
【第57回】秒速で売れた商品を作りだすのは簡単だ
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-67.html

■新装版 みやわきぶろぐ「本当のことだけ言えない世界の片隅で」
http://www.as-mode.com/blog/

2:伸びる会社は知っている!〜価格は勝手に決めるもの〜

 ブラジルがまさかの・・・すいません。本題にはいります。

 実績のないサービス、現物の存在しない商品を売るためにホームページを活用する。

 そこには必ず「価格」をいれるというメリットの一つ目は、運良く成約に至ったときに、売上が立つということ。

 無料モニターで募集をかけ、実績を生む方法もありますが、新事業に払う労力は、通常業務の数倍なので0円ではモチベーションも削がれますし、会社員ならマイナス評価を下されるリスクもあります。

 上司の許可を得て始めたプロジェクトであっても、0円は彼らの手のひらをくるくるまわす力があります。
 
 二つ目は金額を設定するプロセスにより、具体的な損益が見えてくることです。漠然と「優勝」と広言して惨敗した我らがサッカー日本代表・・・コホン。
 
 そして三つ目が今回の本題であり、まとめです。

 ホームページ上で価格を明記します。
 するとそれに興味を持ったお客は、価格もコミで検討をはじめます。そして「ひやかし」の客を排除することができるのです。

 新事業を始める際にかかる労力には、こうした「ひやかし」の排除も含まれます。

 彼らがやってくるのは、提供者側の「曖昧な態度」によります。
 具体的なプランやスペック、保証やサービスが明示されていない「新事業」を見たユーザーは、それぞれ「独自解釈」をし、さらに「都合良く理解」して質問を投げかけてくるものです。

 「価格」ももちろんです。
 
 未確定要素だらけの「新事業」ですから、詳細を明記することなどできません。

 曖昧な態度になることは、いわば必然です。

 しかし、「価格」だけは明記できるのです。
 なぜなら、価格とは提供者側が「いくら」と勝手に決めるものだからです。
 
 価格は同業者や市場動向により決まる。
 これはコンサルタントの寝言です。

 価格は自分で決めるもの。

 新事業なら尚更で、ホームページに掲載します。
 終わらせるつもりでしたが続きます。

<つづく>
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3:閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。平常心〜〜

 サッカーワールドカップにおいてブラジルの敗因を挙げるならばこれにつきます。

 主力二人を失ったことにより、背中押すはずの大サポーターの声援につんのめります。

 それでも平常心さえ失わなければ、あそこまでの点差が開くことはなかったのでしょうが、すべては「たられば」。

 日頃、引きこもりのような生活をしていますが、請われて人前にでるとき噛みしめる言葉です。

 そしていつも素をさらけ出しすぎてしまうのですが。

<つづく>
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4:もっと実践編!〜実現すれば「回線」が不用になる〜

 日本通信、フリービット。
 ピンと来ないかも知れませんが、この春頃から株式市場を賑わせている銘柄です。

 扱っているのは「格安通信回線」。

 通信量や速度の制限はありますが、最安値になると月々千円を切る価格で、スマホ用のデータ通信回線が利用できるというサービスの提供会社です。

 ここに「SIMフリー」が追い風となります。

 「SIMフリー」とは回線会社の規制を外し、どの端末(スマホ)と、どの回線を組み合わせることもできるようにするもので、実現すれば「高止まり」を続ける、スマホの利用料を下げる効果が期待でき、冒頭の会社がその主役に躍り出ると見られています。

 SIMフリーは10年以上前からの懸案で、実現するのが当然の流れですが、格安回線については懐疑的です。

 特にドル箱である都市部では、東京五輪を睨んで「無料Wi-Fi(通信)」の普及が進められ、こちらが実現すれば、その「回線」が不用になるからです。
 

<つづく>
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