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価格とはお客の満足を数値化したもの|ITジャーナリスト宮脇睦によるIT時評「伸びる会社は知っている」

価格とはお客の満足を数値化したもの|伸びる会社は知っている

トップページ-レポート-第317号価格とはお客の満足を数値化したもの

■第317号価格とはお客の満足を数値化したもの

インターネットは道具です。そしてこの道具はその価値と使い方を正しく利用すると今までの常識を覆す結果をもたらします。

2014年8月8日発行号
目次♪

1:新着情報
2:伸びる会社は知っている!→価格とはお客の満足を数値化したもの
閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。批判は自己紹介〜
3:実践テクニック編!〜ネタの探し方(35)〜
4:プロが教えない話外伝!〜構造的な矛盾がある〜
5:オススメ情報

それでは始まりです!!!

1:新着情報

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第1回:ちょっと待った!
「新gTLD」に潜む “飛びつくリスク”、認識していますか?
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/07/08/17781

第2回:目新しいドメインは悪印象?
――コストとリスクヘッジで考える「新gTLD」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/07/18/17814

(新着)
第3回:取りたいドメインが取れない!を解決する6つの対処法と3つの心得
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/01/17850

■マイナビニュース
CLOに挑戦するイオンが忘れて欲しいクーポン0.2
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/277/index.html

■Web担当者Forum 第371回
「客の声」が客を呼ぶ。新規顧客を呼び込むためのセグメント化(客の声・前編)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/06/17982

■通販支援ブログ(最新号・先月公開)
【第57回】秒速で売れた商品を作りだすのは簡単だ
http://blog.scroll360.jp/ec/keiei/post-67.html


■新装版 みやわきぶろぐ「本当のことだけ言えない世界の片隅で」
http://www.as-mode.com/blog/

2:伸びる会社は知っている!〜価格とはお客の満足を数値化したもの〜

 先日経済情報番組で、増える外国人観光客に対して、観光バスの不足が嘆かれていました。人手不足や、免許制度の変更により、ドライバーが足りないのです。

 人気は安さにあり、それが人材確保のネックとなるジレンマがあるとVTRは結びました。

 スタジオに戻り、司会者が経済の専門家に、解決策を尋ねると、ひとこと「値段を上げてください」。

 安いから客が来るが、安いから運転手を雇えない。
 ならば値段を上げるしかない。
 シンプルながらそれ以上ない回答です。

 何回かに渡りお届けしていた「価格」のはなしの最後は「価格の付け方」について。
 
 採算が合わなければ値段を上げるしか方法はありません。
 コストダウンには自ずと限界あるからです。

 約20年続いたデフレにより、価格は下げるもの、コストは下げるものという間違った常識がまかりとおるようになりましたが、価格は好き勝手につけてよいのです。

 もちろん、競合より高い値段で客離れが起こるかも知れません。
 しかし、起こらないかも知れません。

 競合との品質の違い、顧客ロイヤリティの高さがあれば、いまより100円高くても売れ行きが変わらないことだってあります。

 端的に言えば、価格の妥当性とは、お客の満足度に正比例するので、満足度が高ければ、価格が高くて問題が無いのです。

 観光バスの値段を上げるのも同じ理由です。

 単純計算で1万円の運賃を、1万1千円にしたとして、客離れが1割未満なら、値上げは成功ということです。

 その成功分を、品質の向上に再投資すれば、それまで以上の成功だって夢ではありません。
 
 大切なことなので繰り返します。
 価格とはお客の満足を数値化したもの。

 だから好き勝手つけても構わないのですが、相応な満足を提供するために、どんな取り組みをしているか、できるか。ここが肝心。
 
 そしてバスの話しでは「値上げ」以外の選択肢もある「足るを知る」は次回のお話し。

<つづく>
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3:閑話休題:心を1gだけ軽くする一言。批判は自己紹介〜〜

 「他国を誹謗中傷することで自国の優位を誇る」と左系のジャーナリストが引用したツイートは、ネトウヨの中韓への罵詈雑言を指すのでしょう。

 でも、これは左翼や反日活動家(日本人)が、他国を引用し日本を卑下する「自虐」の相似形。

 いわば近親憎悪、本家と元祖の争いです。

 じつは声高に他人を批判する人の批判ポイントとは、自分がもっともシンパシーを感じる部分。

 いうなれば内面や思考回路の自己紹介です。

<つづく>
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4:もっと実践編!〜構造的な矛盾がある〜

 繰り返し小欄では、スマホゲーム(アプリ)をバブルと指摘してきました。すると今週、その崩壊が見えてきました。

 残念です。

 来週公開の「マイナビニュース」の原稿で、これを指摘していたからです。ちょっと早すぎました。

 そもそもスマホゲームは永遠に拡大し続けるためには構造的な矛盾があるのです。

 コロプラは『魔法使いと黒猫のウィズ』で業界のトップランナーに躍り出ました。

 この8月には『白猫プロジェクト』で更なる加速を目指しますが、目論見が実現すると『黒猫』をプレーするユーザーは減ります。

 プレー時間が減ればゲーム内課金も減少するので、総量としては「維持」となるのです。

 一方、店頭で発売される「パッケージ型ゲームソフト」は売った時点で売上が立ち、プレーするかしないかは売上に影響しません。

 つまりスマホゲームとは、シビアなイス取りゲームで、「拡大路線」はすぐに限界に達します。

<つづく>
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