#飾り罫
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裁判員制度は本当に日本人に馴染むのか?
鬼才、三谷幸喜が司法に挑む笑激作品!
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●どんな方に?
□裁判員制度ってものが理解できない人。
□裁判員制度でぷち「ウンチク語り」を居酒屋でしたい人。
□上質な笑いが好きな人。
□日本人に希望を持ちたいあなた。
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●どんな内容?
もし日本にも陪審員制度があったら?という設定で、殺人事件の審議に「選ばれてしまった」12人の陪審員の感情の揺れ、意見の対立から主張のすり替えと「日本人」の姿をリアルに描いている。
と、いってもコメディーですので肩の力を抜いてご覧いただけます。
東京サンシャインボーイズによる同名戯曲の映画化で、脚本は同劇団主宰の三谷幸喜が執筆。監督は「櫻の園」の中原俊。撮影監督は「風の国」の高間賢治がそれぞれ担当。
あらすじHP
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD28618/story.html
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●感想
今から、13年前の作品ですが全く古さは感じません(出演者の見た目は除く)。
近頃、「裁判員制度」が法制化されようとしており、私達国民にも「司法参加」が求められています。
お役人様やお代官様(政治屋)は「大丈夫、大丈夫。カンタンだから」といいますが、私は「日本人」がそんなに「合理的判断」ができる民族だとは考えておりません。
悪く言えば「優柔不断」。
しかし、良くいえば「おおらか」なのです。
そして根本的に「性善説」を信じていますから、「盗人にも三分の理」にシンパシーを感じるのです。
この「12人の優しい日本人」はこの「盗人にも三分の理」的な論理展開や、「会議好きのための会議」といった日常で「あるある」と思うシーンが沢山でてきます。
見る人によっては「2号」に感情移入したり、「5号うるさいっ!」とその法廷にいる気分になることでしょう。
この「●号」というのは陪審員に選ばれた「優しい日本人」達の劇中での呼び名です。
互いの「氏素性に左右されない」為とディテールにも凝っています。
本作では「陪審員」となっていますが、このまま順調にいけば「裁判員」として同様の制度がスタートします。
夏の「参議院選挙」の前に予習しておくのも良いですよ。
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このページは有限会社アズモード 代表 宮脇睦(みやわきあつし)が厳選した情報を吟味し提供しております。
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