デフレ脱出のカギはラーメン屋にあり
安売りは死を招く
あなたは
安売りをしてません? それも毎日。
大変危険です。
1秒でも早くこの危険な
カンチガイに気づかなければ、商売上の「死」が訪れます。それは倒産、あるいは破産。どちらにしろ嬉しいものではありません。そもそも
安売りが許されるのは「大企業」だけなのです。

10個しか仕入れられない零細企業と1万個仕入れる大企業では、販売利益率が同じ10%でも100万円の売上と1億円の売上では
粗利金額は、それぞれ10万円と1,000万円です。「安売り」が許されるかどうかは、ここに表れています。また、リアルな商売で考えれば、10個と1万個では「仕入れ値」が異なり、同じ価格で販売したとしても「利益率」に開きがあるのです。
ラーメン屋にみた脱デフレ
個人商店や中小企業が「安売り」をしないヒントは「ラーメン屋」にあります。
デフレ価格破壊でいうとマクドナルド・吉野家・ガストなど大手外食チェーンを思い出し、『外食=値下げ』の図式を想像するかも知れません。しかし、そのトレンドのなかで「ラーメン業界」において
値上げは珍しくありません。

この庶民の食べ物の
単価はダンダンと上がっています。
今や普通の醤油ラーメン一杯800円も珍しくありません。一杯3000円、さらには完全予約制で一杯1万円のラーメンまであります。
街角の薬局、酒屋、八百屋が潰れたり転業して、コンビニやチェーンストアになっていくなかで
ラーメンは
個店率(個人商店などの小規模店の割合)がなんと90%と、チェーン店の割合が極端に少ない業種で
大企業と同じやり方をせずとも、生き残っていけるということです。
最近では、日高屋や幸楽などのラーメンチェーン店の進出も目覚ましいものがありラーメン業界も
デフレは進行していますが、それでも
こだわりの高額ラーメンに長蛇の列ができています。
すぐに食べられる390円のラーメンがあっても、1時間並んで1,000円のラーメンを食べるお客さんがいる。ここに中小企業や個人商店の
営業戦略のヒントがあります。
有限会社 アズモード 代表
ITジャーナリスト・ビジネスコンサルタント
宮脇 睦
(みやわき あつし)