2:伸びる会社は知っている!〜相手の記憶を拝借すること〜
GW突入を来週に控えた週末。
チラシ制作や販促イベントを業務の中心にしていた頃は、急流の川下りのように時間が流れて、気がつけばGWになっていました。
ところが今は暇という訳ではありませんが、HPを看板商品に据え営業戦略から社員教育までお手伝いするようになっているので、仕事のサイクルが月単位や季節単位となり、物事を俯瞰して見られるようになりました。
その成果で今取り組んでいるのが自社の「DM企画」です。
電子メールではなく郵政公社の。
ありがたいことに日本各地より「HPを作って欲しい」「相談にのって欲しい」という話をいただいております。
正直、目先のことを考えれば依頼案件を受けていくだけで、ちょっとリッチな生活も不可能ではありません。 しかし、これは水物です。
幸いにして堅調に売れている著作によるところが大きいのですが、これはいつまで続くかわかりません。
次回作の話しも担当者とやり取りしていますが、HPとは違うネタでという方向となっていますしね。
そこで自社の販促です。
「HPを看板に上げているならどうして郵政公社なんだ」という疑問もあるでしょうが、これはターゲットが「足立区」で「IT未活用企業」だから当然の選択なのです。
販促の基本であり絶対に外してはならないのが「わかる情報をわかる方法で伝える」です。
例えばコエンザイムQ10のCMを若者向け番組と「あるある大辞典」ならあるあるの方が効果的といった具合にです。
ウチのターゲットはIT未活用企業ですから、電子メールや検索エンジンで情報を集めていないと仮定できます。
そしてなにより「地域」という差し出し先を「狙える」ので郵政公社なのです。
狙えれば後は算数です。
何通だして何通の問い合わせに、何件の成約か。
水物の問い合わせ待ちより、狙える販促。
集客力は絶えず磨かないと。
「お願いします」という仕事を断りつつDMをだします。
一見矛盾するようですが、とても大切な極意ですのでGWはDMを作っています。
さて、イラストネタもいよいよ佳境に入ります。
今後HPでもイラストが活用されてくると見ていますが、DMやチラシではイラストは大活躍しています。
一時期、写真が優勢だった時代もありますが、最近では似顔絵やキャラクターを配したものが増えてきております。
これはイラストの効果に気づいた企業が徐々に増えてきているからでしょう。
イラスト効果。
ずばり相手の記憶を拝借することで、良い印象までも引き出すことができるからです。
イラストの笑顔が笑っていれば、脳の中の自分の楽しいときの記憶を引っ張ってきてそこに重ね合わせます。
楽しい記憶は完全無欠の「楽しい」を体感させてくれます。
ところが「写真」だと人の脳は「人」という新しい「情報」と受け取り、顔の美醜や好みといった余計なハードルまで作ってしまうのです。
写真も撮り方次第ですが…これはイラスト以上の技術が必要です。
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