1:伸びる会社は知っている!〜「流行を作れる側」の論理。〜
新聞によると第2東京タワー候補地競争で、残念ながら我が愛する足立区は落選のようです。
ニッポン放送がしゃしゃり出てきて足立区内に候補地域が2つになったことも遠因でしょうが、後出しジャンケンの墨田区の押上も候補地になったのは腹立たしいですね。
都内の候補地は台東・墨田となっていますので、上野の山か押上ということなのですが、押上が最後発にもかかわらず最有力候補地になったのには、東武鉄道の強力なバックアップがあったからこそなんです。
足立区民からすれば
「そんな金があるなら竹の塚を高架にしろ!」
とツッコミを入れたくなります。あの悲惨な踏切事故のあった所の話しです。
しかし、大メディア様はこの関係に触れることはないでしょう。東武鉄道様もスポンサー様ですから。
ライブドア騒動は堀江さんからすると実話版の「渡る世間は鬼ばかり」になっておりますが、彼は常々「メディア(報道)には恣意性がある」といっております。
彼の手法や人間性に疑問符はつきますが、これだけは揺るぎのない真実で、恣意性の源泉として思想や信条に加えてスポンサー様の都合が大きいのです。
お客様を創造する上で、マスコミに紛れ込んでいる「恣意性」を排除することはとても重要になります。それはメディアによって醸成される世論が、ご近所の世論とかけ離れている場合が少なくないからです。
多くのメディアは常に「最先端」を追いかけます。
しかし、世の中の最先端は誰が作りだしているのでしょうか?
極まれに都市伝説のように街角からブームが起こることがありますが、殆どは意図的に創り出す人たちいるのです。
例えば「流行色」は日本流行色協会が決めます。
そしてこの「流行色」を基に織物メーカーなどが、流行色生地を作り流通させるのです。これを仕組みと呼ぶのか、本末転倒と呼ぶのかは難しいところです。
そして、大企業や大メディアのように「流行を作れる側」の論理では、お客様に広く伝えることが重要となります。
それはテレビCM、買取番組での広報活動だったり、物量によるチラシのバラマキや車内広告、看板が効率的な方法となっています。
これは大量生産の構造に非常に似ております。
「大量生産型」で、中小・零細企業が勝負して勝てるわけがありません。しかし、インターネットでは互角の勝負も不可能ではありませんし、実は皮肉にもラジオとインターネットの相似形が浮かんでくるのです。
余談ですが、昨今の韓流ブームの影に大手広告代理店の電通の影がちらついております。
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