2:伸びる会社は知っている!〜ビジネスモデルを理解していません。〜
今週ビッグサイトで開かれていた「東京ビジネス・サミット2005」に行ってきました。
経営者のためのビジネスマッチング・イベントと題された展示会は沖縄から北海道までの日本全国各所毎のブースから、環境や健康ごとのブースにFC(フランチャイズ)屋さんに分かれてもの凄い活気でした。
出展社は東証1部上場企業から中小企業まで様々ですが、実際の企業体力に違いがあっても、その日の東京ビッグサイトでは同じ土俵で戦えるわけです。これは戦いがいがあります。
その中でも特徴的だったが、FC屋さんの気色が悪いぐらいのマニュアルセールストークと、コンサルタント屋さんのブースの静けさです。
FC屋さんのビジネスモデルの多くは、加盟店が繁盛すれば当然儲かりますが、それ以上に加盟した時点で儲かるようにできております。
これは言葉を選ばずに言えば、「集めれば勝ち」ということなのです。
その為、集客こそが彼らの勝利の法則となり、どんな人材でも平均して集客できるように「マニュアル」が整備されていくのです。
一方、コンサルタント屋さんのブースには、自信溢れるメッセージが並んでいますが・・・客は集まっていません。
これは彼らのビジネスモデルが一般客ではなく、どう経営者や担当者を集めるかが勝利の法則になるためで実は当然のことなのです。
これも語弊を怖れずに言えば、流れの客の足を止める方法が分からないのです。
理論や理屈は知っています。
でも、チラシを受け取らせる実際のノウハウを持っていないし、やったことがないのです。
これは地域差があるのですが、東京の場合ポケットティッシュを配っても受け取ってくれる人は多くありません。
しかし、瞬間的に視線を合わせてその刹那、スッと差し出すと人は思わず受け取ってしまいます。
他にもテクニックはありますが、私は「狙える」この方法が大好きでした。体験談です。
サミット同様に上場企業から中小までがひしめき合うのはネットの世界も全く同じです。
しかし、ネットではどうにも一緒くたに語られるようなのですが、それぞれのビジネスによりネットモデルというのが変わってきます。
物販を軸に置くのか、サービスを紹介するのか、単なる会社案内だけでよいのか・・・というのは本当はあり得ないのですが・・・によりサイト構成は大きく変わります。
ところがホームページ屋さんの多くが、それぞれのビジネスモデルを理解していません。
ホームページ作りは店舗作り。と、言うところまでは理解している人も多いのですが、ホームページは接客担当社員も同時に育成しなければならないことが分かっていないか、もしくはできないのです。
これはコンサルタントが客の足の止め方を知らないのと同じといえるでしょう。
それではどうするか?
ウルトラマンマックスから学ぶと前号で触れたように、他業種から学べばよいのです。
FC屋さんは足の止め方を知っていますし、接客は・・・いつもお店でやっていることです。
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