2:伸びる会社は知っている!〜ウルトラマンマックスから学んでみましょう。〜
ウルトラマンマックスがオモシロイ。
第1話が始まった週の第45号でも触れましたが、旧ウルトラマンシリーズのキャストに懐かしの怪獣が登場して、親しみやすさと分かり易さを兼ね備えております。
そして、本日放送分ではなんと「ラブコメ」の要素まで。
あの昭和の末期に漫画界に席巻した「ラブコメ」です。
悪夢にうなされる主人公カイトを、「イイカンジ」な女性隊員ミズキがゆり起こします。
ぼやけたカイトの視線に「何時だと思ってるの!遅刻よ!」とミズキ隊員の声とデジタル時計が重なります。
遅刻の時間らしく、ベッドから飛び起きるとカイトはパンツ一丁。
「きゃぁ!下ぐらいはいて寝なさいよ!」
慌ててフトンにくるまるカイト。・・・昭和です。ベタベタに。
朝から鳥肌がたちますが、なかなかオモシロイのです。
しかし、旧ウルトラマンのリスペクトものなら一つだけ不満が。
それは「アラシ隊員を出せ」・・・毒蝮三太夫さんです。
前号で「奥義」として紹介した「他業種に学べ」ですが、これはどこでも誰でもどんなコンサルタントでも言います。
それぐらい当たり前のことなんです。
これはちょっとした応用力と連想ゲームでできますので、実は「駄洒落」に近いものなのです。
ところが、意外なことにそれを言っているコンサルタントが実戦投入している話はあまりみたことがありません。
それは、コンサルタント屋さんの多くが、幾つかの「ネタ」を使い廻すビジネスモデルですので自ら作り出すことに慣れていないからです。
他のコンサルタント屋さんのセミナーに参加して、「仕入れ」をするツワモノまでいるそうです。
モチロン、ちゃんとしたコンサルタント屋さんもいますが、多くの事例を「見て」きたから、ビジネスができる訳がありません。
見るとやるとは大違いです。
これは漫画を死ぬほど読んでも、漫画家にはなれないのと同じです。
読んでいるだけではせいぜい漫画評論家が関の山です。
ところが、現実のビジネスの世界ではこういう評論家がプレイヤー
のふりをしているケースが多いのでご注意ください。
こういう人は部下を持ったことがないのに経営相談を受けたり、異業種コラボとお客さんを紹介することを混同していて、それでいて目障りなものを排除する能力だけは長けています。
私はこういう人がいると分かった瞬間その集まりから距離を置くようにしております。巻き込まれたらたまりませんから。
さて、それでは他業種に学ぶ。
ウルトラマンマックスから学んでみましょう。
懐かしの怪獣やラブコメが何故、用いられているのでしょうか?
端的に言うとスポンサーの営業戦略上「消費者」が集まっている世代へのアピールと言うことです。
つまり団塊Jr層への訴求効果です。
ココを学び、素材として昔の漫画や歌謡曲を用います。
すると、当時流行ったフレーズや漫画のパロディはこの世代の心に響く、キャッチコピーやホームページのコンテンツになるのです。
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