2:伸びる会社は知っている!〜足立区民は足立区民が嫌いの法則〜
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年第一号ですのでまさしく「伸びる会社は知っている」ことをご紹介します。
地元のケーブルテレビ足立が制作した「新春特別番組」が9chで垂れ流されております。
この局ではお馴染みのMCと我らが鈴木区長が足立区に馴染みの著名人を招いてトークする番組で、直木賞作家の朱川湊人さん、イラストレーターのなかだえりさん、バンドネオン奏者の小松亮太さんがかわるがわる登場します。フリートークがベースですが、冒頭3人に幾つかの同じ質問をします。
この中でなかだえりさんが答えた「街を魅力的にするために」という質問の答えが「伸びる会社は知っている」の秘奥義なのです。
なかださんは「その街ならではの個性・歴史を大切にする」と答え、区長もMCもなるほどと相づちを打ちます。
これは真実です。だって個性がない人間がいないように個性のない街もありません。また、哲学的になりますが、今そこに「ある」ということは、その前に連続している過去、つまり歴史が存在しているのです。これを大切にし、良いところは伸ばし、悪いところは改めていけば良いだけのことです。
ところが我が街足立区ではできておりません。番組に出演されたゲストの方で足立区在住は朱川さんとなかださんの二人で、小松さんは現在区外在住です。そして足立区出身者は小松さんだけです。
区長は「有名になるとみんなでていっちゃう」といっていますが、これは半分だけが正解で足立区や区民は「有名になるまで相手にしない」からです。
これを私は「足立区民は足立区民が嫌いの法則」と呼んでいます。
これは憎しみあったりいがみ合ったりしている訳ではありませんが、区内で活躍していても評価されることは少ないのに、区外で活躍する「区民」だと注目され、葛飾で活躍していた人が、スグ隣の足立区綾瀬に拠点を移すとこれまた有名人扱いです。モチロン、足立区を好きになってくれて移りすんでくれた「仲間」は大歓迎ですが、いま足立区で頑張って「伸びていくかも知れない人」を引っ張りあげようとしないのです。
これは自らが評価する文化やプライドを持っていないため、他者の評価により判断を下そうとするからです。
その為、地力で「成功」を掴んだ後に足立区に恩義を感じることもなく、自分を見いだしてくれた人が沢山いる「区外」に引っ越していくという流れです。
一方、活気のある街の「おらが街のスター」は有名になってもあまりでていきません。それは恩義を感じているからですし、街の文化を知っているからです。伸びる会社も同じです。自社の良さと社員の優秀さを知っています。
区長にはなかださんの一言の本当の意味を理解して、実践して欲しいと願う年明けです。
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